撮影地:ピルバラ、トムプライス、ニューマン〜ポートヘッドランド
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浮き雲
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「オーストラリアの空は大きい」、多くの旅人が同じ印象を語る。それもそのはず、建物はもちろん、木や山もない大荒野では地平から一気に空が立ち上がる。そんなオーストラリアでもこの日の空は格別に大きかった。接近中のサイクロンから沸いてくる雲が丁度いい具合に空にちりばめられて、何もない真っ青な空よりも、はるかに広がりを感じさせてくれるのだ。格別大きな空を見上げながらのドライブはご機嫌だった。雨雲が時折道路を横切る。遠く遠く視界が開ける中、雨の降っている部分を遠望できるので、ここから先は雨になるとはっきり分かるのだ。これはこれまでにない体験である。浮き雲と真っ直ぐに伸びた道、大空と大地の中を白いキャンパーは一路インド洋を目指した。
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Nikon
F4 with MF-23,
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-F4.5D (IF), Fujichrome PROVIA ISO 100 (RDP II) Aperture-Priority Auto @ F5.6 On the way to Port Headland, Great Northern HWY, Western Australia April, 2000 |
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2004.04.27
掲載
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