撮影地:デビルスマーブルズ (デビルズマーブルズ), テナントクリーク
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● 神の庭
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デビルス・マーブルズの奇岩とじっくり対峙すると、かつて訪れた京都の竜安寺を思い出した。この奇岩群での思いは、禅寺の石庭で巡らせた思考に似ている。勉強不足のワシは竜安寺石庭に込められた意味を十分把握してはいない。しかし、我流の解釈として、何らかの意味がそこに表現されていると言うより、心眼を開き自問、自答するために提供された場所であると理解している。デビルス・マーブルズには500年前に造られた禅寺の庭と同じ香りがある。時間、空間を越えて思考が飛翔していくのだ。どうしてこんな石ができたのか?から始まり、宇宙はどうして生まれ、どこに行くのか?などと壮大なテーマにまで思考の範囲はみるみる広がっていく。ここは訪れる者を思索の森に連れ込む神の庭なのかもしれない。
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Nikon
F4 with MF-23,
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 17-35mm F2.8D (IF), Fujichrome Velvia ISO 50 (RVP) Aperture-Priority Auto @ F11 Devil's Marbles, South of Tennant Creek, Northern Territory October, 2001 |
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2002.02.07
掲載
2002.11.08 レイアウト変更・アクセス解析対応 |