ガルフランダー--カーペンタリア湾

「ガルフランダー」はノーマントン～クロイドン間152kmを週2往復する観光列車。エンジンを載せた古風な気動車が1~2両の客車を牽いてのんびりと走る。カーペンタリア湾岸観光の目玉の一つである。1891年に鉄道は完成、当時ゴールドラッシュに沸くクロイドンと内陸の河川港として重要性を増していたノーマントンとを結んだ。「乗るたびにガルフランダーの旅は変わる」と言われる。どういうことかというと、その時その時の状況に応じて、運転士はスピードを上げたり、落としたり、珍しい動物がいたりすると列車を止めて客をそこで降ろしたりもする。この時もそうだ、ノーマントン駅を出発した列車は写真を撮るワシ見つけて、いきなり徐行。乗客達が皆ワシに手を振る。一躍注目の人となったワシは笑顔を振りまいてガルフランダーを見送った。