【IT技術者キャリアアップのためのメンタリング技法】

ソフト・リサーチ・センター
大浦勇三 著

 

知識資本主義では、技術/スキル、知識、ノウハウが最も重要な資源になる。ナレッジ・ワーカー(知識労働者)が市場での主要プレイヤーになる。IT技術者は、そこでの中心的な位置を占める。しかし、そこでは、絶えざるキャリアアップが欠かせない。メンタリングはそのための強力なアプローチ方法といえる。


【目次】

はじめに

第1章 メンタリングが求められる背景
 1.1 21世紀型企業の方向
 1.2 先進企業のIT(情報技術)活用動向
 1.3 ソリューション型開発とアプリケーション・コンセプト
 1.4 21世紀に求められる人材像
 1.5 プロフェッショナルの条件

第2章 メンタリングによるキャリアアップとは
 2.1 IT技術者の実践力
 2.2 なぜメンタリングが求められるのか
 2.3 メンタリングとは
 2.4 メンタリングの狙い(例)
 2.5 メンタリングの種類とパターン
 2.6 メンタリングの形態
 2.7 メンタリングの特徴

第3章 メンタリング・プログラムとは
 3.1 顧客が求めるソリューションを提供するには
 3.2 ソフト/サービスの全体像
 3.3 メンタリング・モデル
 3.4 メンタリング・プログラムに必要な学習計画項目
 3.5 ITプロジェクトにおける重要成功要因
 3.6 ITプロジェクトにおけるフェーズごとの成功要因順位
 3.7 メンタリング・プログラム(フェーズ1)
 3.8 メンタリング・プログラム(フェーズ2)
 3.9 メンタリング・スタイルの確立
 3.9.1 サマリー
 3.9.2 メンタリング・スタイルの確立 − 自己評価尺度(社会性)
 3.9.3 メンタリング・スタイルの確立 − 自己評価尺度(支配性)
 3.9.4 メンタリング・スタイルの確立 − 自己評価尺度(開放性)
 3.9.5 メンタリング・スタイルの確立 − 自己評価尺度(面接への活用)
 3.9.6 メンタリング・スタイルの確立 − 自己評価尺度(全体バランス構築への活用)

第4章 メンタリング・プログラムの要素技術・手法群
 4.1 イシュー・アナリシス ― 論点の整理技法
 4.2 バランス・スコアカード(BSC)の仕組みとメンタリング評価への応用
 4.3 プロジェクトマネジメント
 4.3.1 第三世代のプロジェクトマネジメント
 4.3.2 プログラムとプロジェクトの関係
 4.3.3 プログラム,プロジェクト,個別マネジメント
 4.4 技術/スキルの基本体系
 4.5 ITスキル・スタンダード(ITSS)
 4.5.1 ITスキル・スタンダードの概要と職種分類
 4.5.2 ITスキル・スタンダード(ITSS)の職種分類
 4.5.3 ITスキル・スタンダード(ITSS)の職種別専門分野
 4.5.4 ITスキル・スタンダード(ITSS)におけるプロジェクトマネジメント(例)
 4.6 情報技術/スキル資源分析とメンタリング・プログラムへの活用
 4.7 情報化投資評価のアプローチ
 4.8 経営戦略策定から情報化までの価値創造

第5章 メンタリングの成功ポイントと留意点
 5.1 メンタリング,コーチング,OJTの相違
 5.2 日米におけるメンタリングの相違
 5.3 メンタリングにおける対話の原則 − メンターとしてやるべきこと
 5.4 メンタリングにおける重要サポート要件とメンタリングの成功要因
 5.5 メンタリングをより良い方向へ導くポイント

第6章 メンタリングの活用事例
 6.1 メンタリング活用状況と事例から得られる教訓
 6.2 ITビジネスにおけるメンタリング活用事例
 6.3 コンサルティング会社におけるメンタリング活用事例


補足資料 チェックシートとフォーマット