【図解 日本版LLP/LLC まるわかり】

PHP研究所

大浦勇三 著

会社のあり方が大きく変わる。商法(会社法)の大改正が行われ、世界標準のもとで事業展開する仕組みが整備される。その中で登場するのが「日本版LLP(Limited Liability Company)/LLC(Limited Liability Company)である。日本は不況を脱し、攻勢に転ずる時がきた。大企業だけでなく、中小企業や個人一人ひとりの活性化が再生の成否を握る。


【 目 次 】

はじめに

1章 日本版LLP/LLCとは何か

01 「いいとこ取り」の新しい会社制度

02 株主重視の反省から生まれたもの

03 知的資産、人的資産に適した会社形態

04 基本的な枠組みを理解しよう

05 武器となる各個人の能力とは

06 中小企業にとって願ってもない制度

07 「フェア」であることが大前提

08 まずは「日本版LLP」が動き出す

09 その大きな特徴を見てみよう

10 大きな問題となる税制のあり方

11 日本版LLP契約に関する法律案

12 登場の背景と経緯(1)

13 登場の背景と経緯(2)

14 登場の背景と経緯(3)

2章 日本版LLP/LLCにはどんな活用があるのだろう

15 「使われること」から脱出しよう

16 「自分で自分を雇う」という仕組み

17 シニアや女性の潜在パワーが活性化する

18 急拡大するPFIに大きな貢献となる

19 高齢化社会における様々なサービスに活かす

20 高度サービス産業にも極めて有用だ

21 中国・インドにおけるネットワークビジネスに強み

3章 なぜ今、日本版LLP/LLCなのか

22 なぜ、新しい会社制度が必要なのか

23 株式会社だけが会社じゃない

24 日本の会社制度を見ておこう(1)

25 日本の会社制度を見ておこう(2)

26 日本の会社制度を見ておこう(3)

27 日本の会社制度を見ておこう(4)

28 日本版LLP/LLCのメリットと株式会社のデメリット

29 企業が求める新しい会社組織とは

30 様々な意見・ニーズ(1)

31 様々な意見・ニーズ(2)

32 様々な意見・ニーズ(3)

33 様々な意見・ニーズ(4)

34 様々な意見・ニーズ(5)

35 様々な意見・ニーズ(6)

4章 日本版LLP/LLCを有効に活用する事業展開

36 スタート段階で取り組みの方向を明確に

37 大きな2つの活用方法

38 日本版LLP/LLCから「株式会社」への転換

39 「労働の提供」から「知識の提供」へ

40 人的資産をフルに活用する

41 事業の成果を持続的に実現していくために

42 イノベーションの追求を忘れずに

43 コミュニティの果たす役割は大きい

44 知的資源を武器として活用する

45 法人におけるLLP/LLCの活用

46 IT活用とeビジネスを積極的に取り組む

5章 21世紀の日本を切り拓く

47 21世紀の事業環境を分析する

48 ステークホルダーニーズの掘り起こし

49 事業の成功要因

50 LLP/LLC事業の戦略立案

51 ビジネス・モデルを構築しよう

52 研究開発・商品開発は重点課題の一つ

53 リスクを積極的に取りにいくことも大事

54 組織文化風土と人事評価

55 学習する組織とナレッジマネジメント 

56 プロジェクトマネジメントを活かす

57 人的ネットワークの構築を忘れずに

58 人材育成におけるメンタリング・コーチングを活用しよう

59 「日本的経営」の強みを示す指標作り

6章 欧米におけるLLP/LLCをみてみよう

60 欧米におけるLLP/LLCの概要

61 米国におけるLLP/LLC

62 米国のイノベーション戦略(1)

63 米国のイノベーション戦略(2)

64 米国におけるLLC事例(1)

65 米国におけるLLC事例(2)

66 米国におけるLLC事例(3)

67 米国におけるLLC事例(4)

68 米国LLCと日本版LLP/LLCの相違

69 英国におけるLLP/LLC

70 ドイツとフランスにおけるLLP/LLC