【ナレッジ・マネジメント革命】

東洋経済新報社

大浦勇三 著

今世界を征服するアメリカ企業ではナレッジマネジメント革命が進行中だ。企業経営を活性化させる鍵だ。
経営へのインパクト、今後の動向を最新情報で簡潔に解説。


【 目 次 】

はじめに

1.  「ナレッジ・マネジメント」による企業革命

1.1 「ナレッジ・マネジメント」とは何か、何故必要なのか
1.2 「ナレッジ・マネジメント」は仕事の仕方を抜本的に変える
1.3 「ナレッジ・マネジメント」は技術テーマではなく経営テーマ 

2.  米国・官民あげての「ナレッジ・マネジメント」戦略

2.1 米国におけるデジタル・エコノミーの動向
2.2 NII/GII構想が「ナレッジ・マネジメント」を加速
2.3 米国自動車業界のANX戦略

3.  「ナレッジ・マネジメント」が経営に与えるインパクト

3.1 物的資産より知的資産が事業の重要成功要因になる 
3.2 デュポンのグローバル・マルチメディア・ネットワーク戦略
3.3 医薬品市場変革とエーザイにおける「知創部」創設

4. 「ナレッジ・マネジメント」を踏まえた学習する組織の実現

4.1 状況への対応から、状況を通じた学習へ
4.2 ABB(アセア・ブラウン・ボベリ)の組織革命
4.3 3Mの新製品開発の仕組み

5.  「ナレッジ・マネジメント」によるワンツーワン・マーケティング

5.1 顧客はマスから限りなくパーソナルへ
5.2 チェース・マンハッタン銀行における顧客マネジメント
5.3 ウォルマートにおける仮説・検証のプロセス

6. ナレッジ・マネジメント」による商品コンセプト・イノベーション

6.1 シリコンバレー・モデルによるコンセプト創造
6.2 スタンフォード大学の大いなる価値創造
6.3 HPウェイが生み出すナレッジ・パワー

7.「ナレッジ・マネジメント」におけるネットワーク連携とエクスパティーズ強化

7.1 エクスパティーズ(高度専門性)なしでは生き残れない
7.2 GEにおけるネットワーク連携とサプライ・チェーン・マネジメント
7.3 IBMにおけるエクスパティーズ強化

8. 「ナレッジ・マネジメント」に向けた人材育成の方向

8.1 一人一人が自らの生涯教育プログラムを練りあげる
8.2 米国マネジメント・コンサルティング・ファームの人材育成
8.3 アンダーセン・コンサルティングの「Knowledge Exchange」

9.  「ナレッジ・マネジメント」を支える情報技術インフラ

9.1 情報技術のポテンシャルとその投資評価
9.2 グループウェアの活用とナレッジ・マネジメント・ツール
9.3 野村総合研究所(NRI)の知識創造インフラ
 
10. 「ナレッジ・マネジメント」を征するものは世界を征す

10.1 ナレッジ・マネジメント展開の手順
10.2 二十一世紀は「ナレッジ」が事業競争力の基盤を成す

おわりに

「暗夜を愁うることなかれ。唯一灯を恃め」