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十数年前、アメリカは今の日本と同じく、八方ふさがりの状況にあり、今までの成功体験や仕事の方法を根本的に見直さざるをえませんでした。そのためには、
カニバリゼーション(共食い)といわれる、自社の商品やサービスを仲間内で競争させたりすることも辞さなかったのです。問題はこれらをただ力まかせにやったのではなく、今までの知識や経験を一度棚卸しした後、組織全体の知識や経験として全員で共有し、新たなアイディアや知恵を生み出す仕組みを作っていったことです。しかも、顧客のニーズやビジネス環境は日々変化しますから、それにあわせて知識や経験を常に最新のものに更新していくことも欠かせませんでした。
日々学びつつ常に新たなアイディアや知恵の創造に挑戦していったのです。