第11回音楽談義 実施風景

2021.7.4

今年生誕210年のリストをメインにプロフラムを組みました。
リストはピアノの名手でしたし、交響詩という新しいスタイルの創始者でもありました。
そこで、まずは有名な交響詩「プレリュード」のCD鑑賞からスタート。

次いで、リストの歌曲2曲を松浦典子さんのソプラノ、高森静香さんの伴奏で。
リストらしい、抒情性にあふれた旋律を、松浦さんが透明な声でたっぷりと聞かせてくれました!

次は、リストの超絶技巧練習曲から第4番「マゼッパ」。
高森さんの指導を受けている中学2年生の藤重佳穂さんが、この難曲を見事に演奏し、聞く人を驚かせてくれました!!
来月のコンクールに向けた抱負を語ってくれ、大きな拍手で今後の成長を祝しました。

次は、大久保リナコさんによるパーカッションの楽しみ。
最初は、有名な歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲と、ラフマニノフのヴォカリーズ。
マリンバの柔らかなトレモロの響きにうっとりと聞き惚れました!

次に、古代ギリシャで盛んとなった撥弦楽器リラを現代に復元して私たちに紹介してくれました。
なんとも神秘的で柔らかく繊細な響きでした。めったに聞くことのできない音を聞かせてもらいました。

そして、次はみんなビックリの植木鉢を打楽器として演奏される”To the earth"と題された現代曲。
専用に工夫されたマレットで打楽器「植木鉢」を打ちながら、英語で語りを加えていく大久保さんの演奏に圧倒される思いでした!!
素晴らしい演奏をありがとうございました!

最後は出演者全員で、夏は来ぬ~われは海の子を演奏し、最後は皆さんの手拍子も加わってもらい、楽しく演奏会を締めくくりました。
演奏者の皆さん、それから参加された皆さんに深く感謝いたします。ありがとうございました!