ディック・ウィッティントンの猫の像
  (Dick Whittington cat's statue)
  ロンドンのハイゲート・ヒルにある、ディック(リチャード)・ウィッティントンの猫の像。
  ウィッティントン(1358〜1423年)は有名な逸話の主人公。
  孤児のディックは貿易商の家に奉公し、主人の航海に飼いネコを託したら
  それがネズミの害で悩む外国で高く売れて一躍大金持ちになり、のちにロンドン市長になった。
  彼がロンドン市長に3回(1397、1406、1409年)もなったことは記録にも残っている。
  だがネコの話が事実だったかははっきりせず、ネコは実際にはcat boat(小帆船)で、
  石炭や材木を積んで貿易に従事し、主人に富みをもたらしたのだろうと考えられている。