眠り猫(Sleeping cat)
 日光東照宮の陽明門東の回廊上に眠る木彫りのネコ。
 名工、左甚五郎の作と伝えられている。
 ネコの評価が低かった日本で、公の場を飾ったネコはきわめて珍しい。
 蓮の花の中で、気持ちよさそうにしている姿は、極楽浄土の雰囲気を伝えるものとも言われている。
 ただ、このネコの像が、本当に眠っているネコの姿を写したものかどうかは諸説である。