・瓜割清水(善光寺七清水) ・全景 ・柱時計 ・看板(肥料屋時代) ・土間 ・襖、家具 ・がいしびき(電気) ・アクセス
信州善光寺の西の山沿いに、昭和の初期に建てられた土壁の元商家があります。 十年以上空き家となっていたため、あちこち傷んでもいますが、
少しずつ手を入れながら、工房や畑など、
いろんなことをやりはじめています。2011年初春 りゅういち
裏庭の池に流れ込んでいるのが、
名前の由来となった瓜割り清水。
裏庭から100mほど古道をあがっていくと、
源泉があります。つけておいた瓜が割れるくらい冷たかったのが名前の由来だそうです。
子どもの頃、水鉢に手を突っ込んでの我慢比べでよく遊んだものです。参考: 長野市環境部環境管理課
この清水が、庭の池まで引き込まれています。
ここでキュウリやトマト、スイカやビールを冷やすのが、夏の風物誌です。
昔は、馬車を引いていた馬が立ち寄り、水を飲んで休憩したそうです。
正面から。文字通り黄土色の土壁。築80年経ってます。
戸隠古道と現在の国道の分かれ目で、かつては肥料屋をやっていました。
あちこち傷んできていて、写真は土が雨で流されてしまった部分。
これから修繕が必要です。
柱時計。十年ほど前に丸一日がかりで手術しました。
以後順調に時を刻んでいます。
一回り小さいもの。
こちらも大手術でした。
修理するたび、昔の建具・表具職人さんはすごいと思う。
がいし(碍子)。
今では電柱や送電線でしか一般には見られなくなりましたが、
昔は家屋内でも使われていました。
電気の用語では、「がいしびき工事」といいます。
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