「う…うぅっ うっ…」
夜になり、さくらちゃんの緊張も頂点に。
「お、お願い!もうおうちに帰してっ!」
扉を明けたら大きな声。さすがに夜になると声が響くように感じる。あんまり騒がれるとヤバいと思ったので備品のガムテープで猿轡をしておくことにした。
「あっ…やだやめッ…むぐぅ!」
さてこれで一安心。 さくらちゃんの表情もあきらめムードが。目にたまった涙が頬をつたうぐらいに大きくなってきた。そこでもう一押し付け加えてみる
「ここトイレだからいつでも出すもの出しといてかまわないんだよ、くくくッ。明日になったらまた別
の展示場にいくからね」
「うぅ〜ッ!うぅぅぅ!!」
目から涙が決壊した。さくらちゃんホントに可愛いなぁ。
「もうすぐ大事な所からも決壊するんじゃないの?何度も言うけどここトイレだからね。あ、そうそう。出すもの出したら自分で流さないといけないから。まぁがんばってね」
さくらちゃんの嗚咽がまた一段と…ほんと可愛いなぁ。
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