「おしおき」?

「百科事典なんていらない!」
「事典になんて大切な事は何も載ってない」
そんな言葉に怒りを爆発させた訪問販売員は
そのまま少女を誘拐する。
「いいかい、こんな使い方だって出来るんだ、
君の想像もつかないだろう。本来は本でこんな
事しちゃいけないんだけどね、でも君には色々
な事を知ってもらいたいんだ…」

「拷問」?
父親の居場所を白状させるためにさらわれた
少女は、こうして厳しい責めを受けている。

「さぁ、君のお父さんはどこに逃げたんだ?
本の締め切りは迫っているんだ、いい加減に
白状したらどうだい?」
「しょうがない、こんな事はしたくなかった
んだけど、ちょっと痛い目を見てもらおうか」

一冊一冊、時間をおきながら本が抜かれていく。

 

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