2002.12.17
不許転載転用

今回描いた手順を自分でも忘れないよう記録に残すことにしました。
舞妓絵を描く上で秘蔵資料は生命線に等しい。プロの画家なるいざ知らず、実際の舞妓をモデルに描くなど”絵空事”に等しい。だから資料はかなり苦労して集めている。これを惜しんでは、舞妓絵を描く資格がない。舞妓の絵を描く上で必要なのは、この資料をいかに多く集めるかです。いくら絵が上手くてもこれがなければ何の価値もない。私は、運良く2002年3月末に目の前で上七軒の舞妓さんをデジタルビデオに写すことが出来た(大感激)念願だった祇園小唄の舞い全てを見る事が出来た。MLメイトからも資料の提供を受けることもある(感謝!)今回(2002年12月)寒い中行った甲斐があって浅草寺境内にての羽子板撮影会にて浅草の芸妓さんや振り袖さん(舞妓に似てる)を一眼レフで写してきた。この資料は強力な力となると思う


第1手順
   
@見づらいと思うが下絵を描き始める、オリジナルは2002年正月に写した晴れ着撮影会の写真よりトレーシングペーパーを用いてトレース後舞妓の衣裳に修正していく
   
A下絵が完全に描き終わりマス目を描いて転写準備をする、鼻が不安だったので改めて大きく図示

BP30号アルシュ紙に転写する、金尺と三角定規を用い本紙に拡大したマス目をまず描く

C今回は、顔から描き始めることにした。まずは髪と顔の輪郭から鉛筆で写していく

D大体のあたりをつけたら、本紙で目鼻立ちを決めていくぶっつけ本番方式も併用。ぶっつけ本番方式は、鉛筆で修正しすぎると紙が汚くなり手こずるので注意が必要

Eデッサンのようにあたりをつけつつ薄く描きうまくいったら濃く輪郭を引いていく

F7.8割方出来たところ

Gほぼ、完成。背景も一部、全体の様子を見るため描いた


第2手順
 
セピア色を用い面相筆で鉛筆で描いた上をなぞり書きする。ほぼ完成したところ

背景塗りに移る。日本画の胡粉、肌色などを使う

ちょっと意に反して緑が濃かったので修正

クリームがかった色になったところで薄める

背景塗りのための刷毛を用意する

まず、大きい刷毛で水を含ませ刷いておく。次に一気に塗り始める。細かい部分は小さな筆を使用

3度ほど繰り返し、ほぼ塗りおえたところ

今回は一気に背景を描き始めた

行き当たりばったり方式で背景を決めていく

多少の試行錯誤を繰り返してほぼ背景が完成。流れで冷や汗をかくことは毎度のこと


第3手順

顔の行程に入る

顔がほぼ完成、髪型の結びの赤も塗る、顔を先に仕上げるのは完成まで続けるための秘訣,、ん 今回もうまくいった


◎第4手順

着物の図柄塗りの準備に入る

まず筆に水を含ませ刷いてから色を薄く塗りそれを水筆で伸ばして、グラディーションを美しく表現し絹地の感じを出す

大体塗り終わったところ、これを何度か繰り返す

陰影と立体感に注意ししつつ着物の地を塗り終わり他の色塗りを初めてほぼ完成したところ、簪とか髪飾りの部分の行程は描くのが至難だったためかデジカメで写す余裕がなかった。お許しあれ・・・


第5手順

左から右に眺めてください。まず帯の図柄塗りを始める。これもその場の成り行きで決める方式で最初はどうなるかわからんのが我流である。卍崩しの模様は正解だった。一見失敗したかなと思ってもあとで見るとけっこう行けてることがある。右は着物の柄塗りに入ったところ

完成したところ、図柄描きは大変だった、模様はまず鉛筆で下書きを描き、次に色鉛筆等で輪郭を描き最後に色を塗っていく。着物の裾のふくらんだ部分やしわなど強調して雰囲気を出すのに苦労しました、ピンク色がもっと薄くても良かったがいったん描いてしまうと薄く出来ない。陰影を見せるためのニュートラルカラーを塗ってる段階でもそっと薄く出来たらと思う。だらりの帯の雰囲気の苦心した。自分としては、良い出来だと思ってる・・・


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