2002年5月18日(土)
東京 SHIBUYA-AX


●セットリスト

  1. Moon Dance (Van Morrison のカヴァー)
  2. 夜行性
  3. ドラキュラ
  4. 悪い種
  5. BODY FRESHER
  6. 月に静かの海
  7. 愛の薬
  8. 哀しいノイズ
  9. プライマル
  10. GLASS
  11. Xの絵画
  12. DEEPER
  13. 接吻
  14. 朝日のあたる道
  15. The Rover
  16. アダルト・オンリー
    -encore-
  17. 冗談
  18. 夜をぶっとばせ
  19. R&R
    -encore 2-
  20. ムーンストーン
    -encore 3-
    田島挨拶 (ドリンク頭ぶっ掛け)

ホックスさん
ど真中

 前日の公演も行って来たのですが、その日は大雨で開演5分前になっても客足はまばら。田島氏とオーディエンスとの呼吸もどこか微妙なズレを感じさせ、今まで見てきた来たライブと比較し、個人的に余り充実出来なかっただけに、この日は色々な意味で期待して臨みました。

 ところが!蓋を開けてみると前日とは比べモノにならない位の超×2満員!!(週アタマのコーネリアスの公演もスゴイ入りだったが、それ以上!)客の期待が熱気に変わり渦を巻いているようでした。

1.Moon Dance
 全員正装で決めたメンバーが現れイントロを奏でていると、これまた正装でバッチリ決めた 田島がバラの束を持ってキメキメに登場。客席からは笑いとモノ凄い歓声。
 真ん中に置かれたグランドピアノの上にそのバラを置き(何本かは客席に投げサービス)、渋くヴァン・モリソンのカヴァー。後にライブ途中で「今回のアルバムとは”ムーン”繋がりで」 とこの曲を紹介。

2.夜行性
 アルバムと変わらないアレンジ。イントロの時の客の反応はイマイチ。
 曲が終わった後、「最近、ボクシングを始めた。皆さんも是非縄跳びをして体を鍛えて下さい !」と縄跳びを客席に幾つか投げてプレゼント。

3.ドラキュラ
 今回のアルバムのテイストにアレンジされていた。これも田島がピアノで。

4.悪い種
 これもアルバムと同じ。昨年の『トライアル・セッションツアー』の時と変わらない印象。

5.BODY FRESHER
 「ウルトラC級のイントロを思い付いたのだが、成功率が15%」というMCでスタート。
 これは、良かった!これもジャズアレンジされているのだが、このアレンジがこの曲には一番なのでは!?と思える出来でスウィング!スウィング!!

6.月に静かの海
 アルバムと全く一緒。特に印象ナシ。

7.愛の薬
 ひとしきりカルメンについてのミニ知識を披露した後「おととい『めざましテレビ』でやっているのを見て、皆さんに伝えなければ!と思った」「カルメンやこのバラのようなアレンジにしてみた」とMC。途中、ドラムブレイクするところがカッコヨカッタ!

8.哀しいノイズ
 MCナシでそのまま唄い出す。アルバムではフツーの曲ダナァ・・と思っていたが、ライブで聴くとアレンジはそのままなのだが、非常に良い曲だと感じた。特に中盤の転調のトコロ!

9.プライマル
 マサカ!の選曲。ピアノの田島とウッドベースの鹿島達也のほぼ弾き語り。「ツアーでやるのはかなり久しぶり」と曲紹介無しでスタート。力強いピアノのイントロに全身鳥肌!!

10.GLASS
 中盤からバンドアレンジに。それにしても、『ファルセット』最高。

11. Xの絵画
 「いろいろ新しく楽器の鍛錬中なんですけど、これが一番鍛錬されてません。これも成功率15%(笑)」とオルガンを披露。

12.DEEPER
 「これもかなり久し振り!」と懐かしい選曲。曲の最後に客席と「アァ〜・・」とエッチな吐息の悩ましい(笑)コール&レスポンス!ギターの小暮晋也が田島に呼ばれ、同じようにやるのだが、ただ単にオモロイだけで追い返される(笑)。
 そして・・

13.接吻
 ここから、一気に盛り上がった。ギターのカッティング。どこかで聞き覚えのある・・と思っていたら、アップテンポにアレンジされた接吻!!これ最高で、ライブ盤がでるのであれば是非 収録して欲しい!!客全員ウェーブ状態。

14.朝日のあたる道
 ライブの王道を見るかのようなこの選曲。『接吻』から間髪いれずスタート。非常に盛り上がったのだが、個人的には以前のホールクラスでやった時の方が良かったナァ・・という印象。

15.The Rover
 まさに『ダメ押し』とはこの事(笑)。アルバムと同じアレンジ。イントロで客、暴動のような騒ぎ!!これも確かにイイんだけれど、今回のツアーには合っていない選曲だったのでは・・。  曲の最後に演奏オフって、「Ride on・・Rover!」のところを客全員合唱!!

16.アダルト・オンリー
 『DEEPER』からずっとギターを持っていたが、ここで再びピアノに座る田島。アレンジはアルバムと一緒。タワーレコードのインストアライブの時にやった、本人曰く『ナット・キングコール・トリオ』のようなアレンジが非常に良かったので、少し物足りなかったが、この位の 箱では、このアレンジの方がハマルのかナ、と感じた。が、でもこれはライブ向けの曲!非常に盛り上がりました!!バラを客席に投げる田島!ここで一旦、終了。何故か『YMCA』の『C』のようなポーズをとったまま下手に消えてゆく田島(笑)

 〜encore〜
17.冗談
 アンコール一発目!弾き語りから始まるイントロ。田島のみにスポットライト。途中ブレイクした所から一気に盛り上がったが、なんか『みんな、聴いてるナァ・・』という印象。新しいアルバムからだったからなのか。これもライブ向きと感じさせる曲で、アルバムと同アレンジながら、力強いピアノ!!

18.夜をぶっとばせ!
 前日には無かったメニュー。やはり、ベスト盤に入っている曲は、客の”食いつき”が違う。

19.R&R
 一言で言うと『大盛り上がり大会』。田島の「もう一曲サービス!!」でスタート。

 〜encore 2〜
20.ムーンストーン
 鳴り止まない歓声・怒号に答え、メンバー全員再登場。ガットギターを爪弾き客に語り掛ける ように唄う田島。すごく優しい歌声。客席はシーンと聞き入っている。最後の「叶えよう、望みを・・」からの部分をホール全体で合唱。田島が呼び掛けメンバーが一列に肩を組んでアカペラで客と一緒に唄う。『オペラ』のような低音で唄いおどける田島。手を振ってサヨウナラ・・。

 

当日観た方、ライヴレポート待ってます


[2002年夏]
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Page Written by Kiku^o^Sakamaki