1999年12月20日(月)
宮城県民会館


●セットリスト

  1. 女を探せ!(新曲1)
  2. 灼熱 - JB Style
  3. ダブル・バーガー(新曲2)
  4. ドラキュラ
  5. インソムニア
  6. ブロンコ
  7. 羽毛とピストル
  8. 接吻
  9. STARS
  10. ミッドナイト・シャッフル
  11. 黒猫
  12. Suspicious Minds(Elvis Presly のカヴァー)
  13. 大車輪
  14. The Rover
  15. ハニーフラッシュ
    encore
  16. ティラノサウルス
  17. BODY FRESHER


そふぃさん
右スピーカーの至近距離

  右スピーカーの至近距離ということで、耳栓を持っていくか迷っ
た約1年2ヶ月ぶりのOriginal Love@宮城県民会館。どうせ耳栓なん
て邪魔になるに決まってるか、と腹を括って飛び跳ねてたら右耳が
半壊し、途中から田島のヴォーカルが全部割れて聞こえるは、キー
ボードはほとんどつぶれているは、小暮さんのギターはかろうじて
左耳で拾えるという状態。音楽的に細かい事はほとんどチェックで
きませんでしたが、ライブの模様を多少なりともお伝えしたいと思
います。

 メンバーとともに、ジーンズに黒のツアーTシャツで田島登場。
黒のパンツに白地のTシャツの木暮さんが一番おしゃれ。 

 ティラノで始めたら本気で怒るぞー!と思ってたらいきなりの
新曲で度肝を抜かれた!会場は一気に沸き立つ!ともかく踊らせる
曲で、「Rainbow Race」のダンサブルなツボを発展させたような
印象を一瞬受けた。続けて「灼熱」。そうか、ともかく「踊れー!
飛べー!」ということなのね。そしてまたもや新曲。ヘヴィーな
サウンドに田島の気合のこもった「ダブルバーガー!!」の叫び!
やっぱ、スケベなやつは食いしん坊だぜ!

  仙台では初披露のエロ版インソムニア。ベルトはずすかわりに
マイクコードで客席に向かってピシピシ打つ田島。(さすがに実際
に当たってはいない模様)くねくねとコードに絡みついてポーズを
決める。祝・ダイエット成功。

  ブロンコの時点で右耳は壊滅。こうなるとターンテーブルの音が
正直言ってきつかった。他にもL?K?Oの絡みがしっくりこないよう
な気がした部分もあったが、もっとバランスがいい位置で聞けば
また印象も変わるか?

  ニヤニヤしながら「バラードやります」のMCをはさんで、「羽毛
とピストル」。ブレイクで異様な期待感に沸く客。「うぅあいして
るよはにぃぃぃぃ!」の絶叫!&実写戦隊もののようなアホなキメ
ポーズ!コードにイヤラシく絡まり床に這う。5〜6回繰り返すうち
に最初「うおー!」と応えていた客側も、最後はあまりのおバカ
さんに爆笑の渦! (^^;;

 「ミッドナイト・シャッフル」では、出だしの田島のソロが冴え
る。今回の編成ではコーラス一切無しで歌ったわけですが、物足り
なさを感じさせない存在感で、最後まで引っ張ったのはさすが。
  リクオさん無しの「黒猫」はどんな感じになるのかと思ったら、
リズム隊を中心にタイトにまとまったスピーディーな展開は、キレ
があって非常に良かった。平井さんのドラムは走り出すと微妙に
スカっぽい雰囲気があるような気がする。99年前後半で入れ替わり
の激しかったバンドを支えたのは、沖山さんの器用な腕前ですね。
この曲での平井&沖山はナイスコンビでした。さらに、ここまで
淡々と職人的な仕事をしていた木暮さんが徐々にキレだす(笑)。

  注目のカヴァーはElvisの「Suspicious Mind」。この時はバン
ド全体がとても和やかな雰囲気で、みんなでアレンジを練ったのが
覗える。特に楽しそうなのが田島&木暮。客もつられてライトな雰
囲気のロックンロールダンスパーティーを楽しむ。

  いつも通りの「The Rover」にはちょっとガクッときたが、見せ
場は間奏にあった。ギターを銃に見立てて背中合わせにポーズを決
める田島&木暮。ノリはスパイ大作戦かオペレーション中のコマン
ダーか(笑)。大いに沸かせてくれた。

 「ハニーフラッシュ」では花火のかわりに木暮さんが飛ぶ!コー
ドが抜けないように、田島が後ろで木暮さんのコードをしきりに
気にしていたのがおかしかった。ライブ全般でお互いの動きと
ギターコードには注意していた模様。何の曲の時かは忘れてしまっ
たが、やはり実際にマイクスタンドを倒したのは田島だった(笑)。

  アンコールの「ティラノサウルス」あたりでは、もっと田島vs.
木暮の火花散るギターバトルを期待したかったが、案外2人ともお
互いに譲りあってましたね。最後は「BODY FRESHER」でしめる。

  2月の対バンもこのメンバーで固めてくれることに期待。新曲も
出し惜しみしないで、どんどんライブで実験していって欲しいです
ね。
 


[1999年冬]
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Page Written by Kiku^o^Sakaaki