1998年10月24日(土)
宮城県民会館


●セットリスト

  1. 呆気ない幕切れ
  2. ティラノサウルス
  3. 大車輪
  4. ドラキュラ
  5. インソムニア
  6. 宝島
  7. ブロンコ
  8. 羽毛とピストル
  9. 接吻
  10. CRAZY LOVE
  11. 白い嵐
  12. ヴィーナス
  13. Hum a Tune
  14. The Rover
  15. ハニーフラッシュ
  16. 水の音楽
    encore
  17. ペテン師のうた
  18. The Best Day of My Life
  19. サンシャイン ロマンス

※ご指摘により「インソムニア」と「白い嵐」の曲順を訂正しました。


そふぃさん
席:1階11列41番

  まず「L」の印象ですが、最初聞いた時はうちこみっぽいサウンドが鼻につきました。2〜3回聞き込んでからは、ライブではロックでくるぞと予測をたてる。あとジャケットを見て、「田島さん、包帯巻で田島ダンスしたりして。まさかなあ、ビジュアル系じゃあるまいし。」と呑気なことを考えていたのですが… (^^;;

 会場では(多分)インド風のポップスが流れていて、きっと田島さんの趣味ですね。一部の女の子が不安がっているのがおかしい。そしてドラムセットの前に、白いかぶりもののマスクがおいてあるのを発見。すごいライブになるかもしれないと、早くも緊張。
 そして開演、田島さんの服装は黒の皮パンに黒のTシャツ、黒のジャケット。心配された顔のお肉も落ちて、皮パンとくねくねパフォーマンスが似合う、いつもの体型。髪はのびてすっかりワイルド。L?K?O さんは月光仮面のような(?)銀色のターバン頭に巻いて、田島さんの趣味につき合ってました。「貴男ー!」と女の子の声が多い。(去年の仙台は「田島ー!」と男性の声の方が多かった)

1.呆気ない幕切れ
2.ティラノサウルス
 演奏が始まった途端、いきなり爆発状態の会場。田島さんもどんどん前に出てかがみこんで客席に近付く。 今日はいける!!!と期待がふくらむ。田島さん、早くも汗だくで上着を脱ぐ。

3.大車輪
 始まりのところの、エンジンをかける音はアルバムのまま。もう少し骨太なロックアレンジとギタープレイでくるかと思ってたので、ちょっと残念。(好みの問題) ただし、ティラノ同様、田島さんと会場はどんどん盛り上がっていく。

4.ドラキュラ
 演出は多分市川と同じ。ただし田島さんは最初からギター降ろしてタンバリンを持って、 パフォーマンスに専念!? 「ハングライダー!」で長い手をのばしてくねくねしたり、腰や頭でタンバリン打ってと、最初から最後までダンス(?)してました。(おかげで演奏の印象が残らなかった ^^;;

5.宝島
 ちょっと一息。が、田島さんの手は止まってませんでした。歌詞をそのまま body language するような仕草がかわいい。

6.インソムニア
 背景がジャケットの包帯田島人形になったところで、何かあるとは思いましたが、途中で本当に包帯巻ダンサーが二人出てきた時には、笑わせていただきました。あとはもう、踊るのみ。

7.ブロンコ
 「L」風アレンジ。 R.R. の乾いた空気とエネルギッシュな雰囲気とはうって変わって、歌詞のダークな感じを皮肉っぽく演出。平板な感じの歌い方はラップに近いノリ。インソムニアでかなり疲れていた客席側が乗り切れなかったのは残念。

8.羽毛とピストル & 9.接吻
 仙台でのアレンジは思いっきり「クールに官能的」でした。最初からギター降ろしてマイクもスタンドからはずして、ヴォーカルに徹する田島さん。本編(?)が終わっていったん照明が落ち、次に行くのかと思いきや、怪しげなピンクの照明一本の下で低くハミングしながら田島さんのパフォーマンスが始まる。足元のスピーカー(ですよね?)相手に、乗る、転がり落ちる(?)、ステージ床でゴロゴロ(?)、その他くねくね…!?   (^^;; ベットシーンの演出なんですが一階11列目からでも、オールスタンディング状態では全部見えませんでした。そりゃ、前列の女の子は「ダーリン!」とかはしゃいで夢見心地でしょうけど、会場全体としてはどう反応してよいかわからず、ひいてしまったような気が…。どうせやるならちゃんと全体に見える位置で、やってほしかったですね。(ベット持ち込むとかして)他の会場ではどうなるのでしょうか。(黙って出てくるだけでセックスアピールのある人があそこまでやると、逆に色気が失せるような…。男性ファンの方、どう思います?)
 それから、「長く甘い…」で接吻につなぐ。こちらはさわやかでした。

10.CRAZY LOVE

11.ヴィーナス
 久しぶりの生でした、聞けただけで幸せです。

12.Hum a Tune
 「L」の曲をこんな感じで骨太にまとめてくると予想してた私…。田島さんは同じことは二度やらないのね。

13.The Rover
 何が来るかわかった瞬間に会場は爆発してました。田島さん「Jamp! Jamp!」で客を煽る。そしてジャンプ大会状態に突入。Rover! のCall&Response@も決まって、これはもう、お約束でしょう。

14.白い嵐
 その日の演奏で一番気に入りました。ギターも手を抜かず(?)、丁寧に歌い上げるシンプルな演奏で、あの空白感が出てて思わず悲しくなった。 (;_;)

15.ハニーフラッシュ
 「PHS〜」からの厚みのある音で一気に盛り上がる、そして包帯巻ダンサー再び登場でお祭り騒ぎへ!!!田島さんはとうとうあの白いマスクを被って(うまく被れなかったのか、マイクをマスクの下から中に入れて)歌いだし、もう、これでキレなかったら何のために来たのか仙台公演最終日!!! 花火は炸裂するは、田島ダンスは全開するは、理屈抜きに騒ぐ、いやあ、すごい!!!    

16.水の音楽
 好きな曲ではあるのですが、ライブでは難しい演奏ですね。思いきってピアノ弾き語りとか、潔いアレンジをいつか聞いてみたいです。

>ただ、この後に続いた演奏がすごかった。『結晶』のころのステージのような
>(って生では観ていないけど)怒涛のような音の渦。歌もなにもなかったけれども、
>案外次の予告編なんでしょうか??
 仙台では「Woo-」という太いコーラスが重なって(心理学のコード進行に重なるような感じもあった)盛り上がっていき、最後ステージ上で花火を爆発させて本編終了でした。迫力ありました。

encore
  田島さん、水色のTシャツに着替えて登場。L?K?O さんは…ヒョットコのような(?)お面を被って登場。田島さん、おもむろに二本あったマイクスタンドの一本に例のマスクをかぶせ、自分の顔の高さまであげて、自分の顔が隠れる位置に立つ。

17.ペテン師のうた
 (女子高生風に言うなら)ちょお、ポップでライトなペテン師。マスクの陰からひょこっと顔をのぞかせたりする、田島さんは妙にカワイイ。途中でやっぱり被って、わざと生地を通したくぐもった声で歌ったり、腕をくねくねさせて L?K?O さんを何度も指差して、そっちに注目を集めたり、爪先と踵で横にスライドして動いてみせたりと、アレンジに合わせてコミカルなパフォーマンス。かなりウケてましたね。 (^^)

18.The Best Day of My Life
 「今日のことはずっと覚えていよう!」目立たなかったけれど、サンバドラムはコンサート曲目全体で多用されたように思います。

19.サンシャイン ロマンス
 プライマル以降、客層も若返ったなあ、なんて思ってたのですが、もう少し古くからのファンにもサービスしてくれたのかしら?やっぱり名曲です。

 仙台の客は、「仙台公演の最終日、アンコールは2〜3回くる!!!」(ちなみに去年は「夜をぶっとばせ」の大合唱だったそうです、私はいなかったけど T-T)という例年のセオリーを知っているので、立ち上がったまま拍手が鳴り止まない。ロープ張られてバイトさん達がステージを片付け出すまで粘ったけれど、今年は駄目でした。悲しい。
 MCは「Thank you」以外、無しでしたが、田島さんはかなりご機嫌だったと思います。(演奏のインパクトをさらってしまうほど、よく踊ってたし ^^) L?K?O さんがこまかい仕事をたくさんしてました、お疲れさまです。田島さん自身が楽しんでいるようで嬉しかったです。ああ、赤坂に行ける方がうらやましい。(花火あげるのかしら?)



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