ブロンコ:太鼓のリズムの中、シタールも絡んで、かなりエキゾチックなスタイル。
ダンス:KYON の軽快なピアノによる、完全なニュー・オーリンズ節。
夏着:KYON のピアノがフィーチャーされていて、あくまで軽快な感じ。キーがちょっと高めでいっそうトロピカルなムード。間奏でサックスが絡んで、一転お祭り騒ぎになるのも愉快。
BODY FRESHER:「昔の曲をやります」のMCでスタート。「PRE-DEBUTヴァージョン」に近いアレンジ。KYON がアコーディオンで活躍。
新曲:沖縄の三線を構えて「新しい曲を作ってきました聴いて下さい」。これもセカンドライン。「東京、沖縄、ニューオーリンズ、巡りましょう〜」。ラストでハイサイのかけ声が入るのが笑える。
夢を見る人:キーを高めに、少し早いテンポで颯爽と。これも KYON のピアノが効いている。
Your Song:イントロがなく静かに歌い出す。バックのパーカッションはサンバ風だが、さわやかにアレンジしていて会場に風が吹き抜けていくよう。
Bird:シンセドラムが鳴ってスタート。ドラムを控えめにしてバラード色が強い。完全なレゲエ・ヴァージョン。
心:出だしが完全にアカペラ。KYON のオルガンがメロー感を誘う。前半のスローなアレンジから、徐々にテンションを上げていき、フィナーレは圧巻のサンバ。
MC:「はい。えーと。今年2回目の札幌です。久しぶり(笑)。
前々作『風の歌を聴け』の中の「フィエスタ」がニュー・オーリンズのセカンドラインというリズムを使いつつアレンジしていった曲なんですけど。前々からニュー・オーリンズが好きでして、そこの音楽もずっと好きで聴いてきたわけなんですが、ずっと行きたいな行きたいなと思っていたんですね。で今年の9月、念願叶いまして行ってきましてですね、1週間くらい、短かったですけれども、本当に、非常にえー、楽しかったです(笑)。いい意味での刺激になりましてですね、旅行を超えた収穫と言ったらいいですかね。そういのが非常にたくさんありました。もちろんニュー・オーリンズの街のミュージシャンにもラッキーなことに会えたりっていう、会っていろいろ話したりもしましたけれども、…もちろんライヴも観ましたしね。隣り街のジャクソンという街があるんですけれども、そこに行ったりもしまして。その先のハイウェイ61っていう、ボブ・ディランのアルバムがあるわけなんですが、そこに行って写真撮影してきて(笑)。「61」と書いてある看板の下で、思いきりこうVサイン(爆笑)。写真撮って、そういうオノボリさん状態で(笑)。
そういうこともしたわけなんですけれども、非常に音楽的にもインスピレーションがこう湧くことも多くてですね、本当に楽しかったですね。もちろん、ニュー・オーリンズの方にもインスピレーション湧くことが多かったんですけれども、また他のね、例えばアラビアだったりとかインドだったりとかギリシャだったりとかジャワ島だったりとか…沖縄とかね、そういう音楽もいろいろ聴いていたりしたんですけれども、そういったところからもインスピレーション湧くことが多くてですね。今回のツアーもそういったアイデアを元にアレンジしているわけなんですけれども、そういった意味でですね何年来かの転換期に来ているかな、と私自身…えー自分で感じて自己満足しているわけなんですけれど(爆笑)。
変テコな曲ばかりできて、オリジナル・ラヴで使えるかどうかわからないんですけど。…まぁ今日はひとつリラックスして(爆笑)楽しんでいってください。いやはや(笑)。
来年ね、またシングル出ます。これがまたすごーくいい曲なんです、ホントに(歓声)。(どれくらいいい曲?)いやーもうそれは秘密です(爆笑)。ハハハ。えーとね、ホントにいい曲です、これまで自分が書いた中でも。ポップスなんですけどね。(会場拍手)。いや、「極上のポップス」というヤツができましたんで、最高傑作間違いなし。ホントに。来年までまっていただければと。(歓声)…今日はできません(爆笑)。フィエスタ:KYON のアコーディオンをフィーチャー。あれだけ喋っておきながら、セカンドラインを変型させている。
BEST DAY:ふたたび太鼓登場。ここでもピアノが絡んでずっと軽快な感じ。
ROVER:ふたたびオープニングの太鼓登場。全体的には軽めのアレンジだが、ラストの「ライドオン」のリフレインのところで、太鼓隊によるソロが入る。よく聴くとシンセサイザーのピコピコ効果音も入っている。
JJJ:ラグタイムというか、本来のジャイヴを感じさせるアレンジ。ここでも KYON のピアノが光る。
Let's Go!:少しサンバが入って、スピード感あふれる颯爽としたアレンジ。涙が出そうなくらいかっこいい。
朝日:なぜかブルース風なイントロ。テンポが軽快になって、風の歌が聴こえてくる。
接吻:シタール風なギターのイントロ。これも軽快なアレンジになっている。田島のヴォーカルが冴える。