話しは1700年代後半まで遡ります。
1700年代後半 現代のオルゴールとはちょっと違いますが、
時計と組み合わせて音を鳴らす技術が生まれました。
今でいう時報やアラームみたいなものだと思います。
この音を発する技術は時計と共に発展し
1796年にスイス・ジェノバの時計職人
Antoinc Favre(アントワーヌ・ファーブル)という人によって
現代にもつながるオルゴールの原型を作り上げたと言われています。
今から200年以上も前の出来事です。
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1865年 Charles Reuge(シャルル・リュージュ)という時計職人がいまして、
なんと音のでる ポケットウオッチを作りました。
1886年 その息子Albert Reuge(アルベール)はREGEU社の名を掲げ、
オルゴールのムーブメント製作を始めました。
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REUGE社創業の頃、すでに時代はオルゴールの最盛期を迎えていたので、
決して早い市場参入ではありませんでした。
それがたたってか、どうかわかりませんが。
どうやらREUGEは19世紀初頭には高級ムーブメントを
既に製造していなかったようです。
この少し前 オルゴールの世界は全盛期を迎えます。
超有名なオルゴールメーカー
シンフォニオン・ポリフォン・レジーナの最盛期の到来
そして 衰退。
蓄音機の発明、第一次世界大戦により
オルゴールはその役割を終えます
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時代は1900年代中頃まで一気に下り、
日本の三協精機が創業しオルゴールを製作を開始しました。
現在世界シェアートップ企業の誕生です。
話しをREUGEに戻して
1960年Albert Reugeと後継者Guido Reuge(ギド)がムーブメントの
生産を再開します。
そしてREUGEは 単なる工房から企業へと変化し、
1985年 トーレンス社を買収。
買収により事実上REUGEブランドに対する競合企業はなくなりました。
(三協精機とは路線が違うので・・・)
戦国風に言えば世界統一を果たしことになります。
見事な企業戦略です。
1988年 REUGE社自身もスイスの投資家グループに買収
そしてGuidoがREUGE社を去ります。
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REUGE社は技術と戦略をもった現代企業です。
古い様で新しいブランドが作る素敵な MUSIC BOX
それが REUGE MUSIC
そんな気がします。
