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Red Hat Linux 8でのMP3ファイルの作成と再生
Red Hat Linux 8.0では特許とライセンスの関係でMP3対応機能(MP3ファイル作成と再生)が省かれているようです。
その代わりMP3より優れていると言われている「OGG Vorbis」形式のリッピング機能と再生機能が搭載されています。
ここではGRIPでのMP3リッピング方法とXMMSでのMP3再生方法について紹介します。
(1)MP3エンコーダ(bladeencパッケージ)の導入
BladeEncのパッケージはDBEnc-0942-LinuxRPM-i386.rpmです。
BladeEncはRed Hat 8.0がリリースされる前に既に作者による開発が凍結しているようですが今回はとりあえずそれを導入してみました。
(2)Gripの設定変更
まずGripの「設定」における「切り出し」タブの「切り出し」における切り出しファイルフォーマット(リッピング先)を「~/ogg/%A/%d/%n.wav」から「~/mp3/%A/%d/%n.wav」に変更します。
次に「設定」における「MP3」タブの「エンコーダ」設定内容を変更します。
- エンコーダ:bladeencのままです。
- 実行ファイル:lameを/usr/bin/bladeencに変更します。
- オプション:「-h -b %b %w %m」を「%w %m」に変更します。
- ファイルの書式:「~/ogg/%A/%d/%n.ogg」を「~/mp3/%A/%d/%n.mp3」に変更します。
上記の結果、次のような設定となります。
(3)音楽CDからのMP3ファイル作成
Gripの「トラック」タブでMP3ファイルに変換したいトラックを指定します(複数指定可)。
「切り出し」の「一括作成」ボタンを押すと切り出し(リッピング)とエンコードが並行して行われます。
(4)XMMSによるMP3ファイルの再生
Red Hat 8付属のXMMSでMP3ファイルを再生するには「XMMS MP3 Plugin for Red Hat Linux 8.0」(xmms-mp3)を導入すればOKです。
今回使用したxmms-mp3パッケージはxmms-mp3-1.2.7-13.p.i386.rpmです。
(5)XMMS以外でのMP3ファイル再生
当然ながらGripで作成したMP3ファイルはXMMS以外でも再生できます。