斜里岳

斜里岳　　　1997/08/13

地図縮尺 S= 1/100,000

山頂標高　　　1,547.0m　

登攀標高　約　　877m　
水平距離　約　　3.6Km
コースタイム

清岳荘 [2h00m]

0:30 ↓↑ 0:30

下二股 0:25
← 熊見峠

0:55 ↓ ↑ 0:15

上二股 →
0:20 1250ピーク

0:50 ↓↑ 0:30

[2h15m] 斜里岳

写真　斜里岳（小清水から。、1997/08/13）
　　手前は収穫の終わった秋播き小麦の畑

「斜里岳」の登山口となる「清里町」は札幌から車で約６時間。網走市から知床方面に向けて１時間余りの距離にある。
「斜里岳」は鋭いピークと、非常にゆったりと伸びた稜線が特徴で、山麓にはバレイショやビート、小麦などの作付けされた「ほ場」が、防風林に囲まれて広がっている。
上り（旧道コース）は「斜里川」の支流に当たる「チエサエトンビ川」源流を登るコース。途中「下二股」から「上二股」の間には多くの滝が掛かり、気持ちの良い”沢登り”が楽しめる。上二股から先はガレ場となり、40分ほどの登りで頂上に着く。
下り（新道コース）は斜里岳南西の「熊見峠」を回るコース。斜里岳～熊見峠間はハイマツ帯で見通しが良い。熊見峠～下二股間は林間コースでかなりの急傾斜である。前日まで雨が降り続いていた事もあって、足場が非常に軟弱であった。
「日本百名山」（深田久弥）に選ばれている事もあって、登山者は全国から集まっている。車のナンバープレートや登山届けの住所欄でそれと知る事が出来るが、何よりも実感できるのは、道中や頂上で聞くイントネーションの違う多くの言葉であった。
頂上は雲の上で、オホーツク海や麓の景観は望めなかったが、「羅臼岳」や「硫黄岳」といった山々の頂は垣間見る事が出来た。北海道に住んでいる身であっても「知床」はやはり「さいはて」の地であって、雲に隠されたその姿はそれゆえ人を引き付ける魅力を持っていた。

頂上から「羅臼岳」「硫黄岳」など、
知床の山を雲の上に見る。

上二股の分岐地点に群落を作っていた
「ウラジロナナカマド」。

赤い実をつける今の時期は、大変目立つ樹である。
後方の「斜里岳」はガスの中。

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