雷電山　　（らいでんやま）　　　1998/8/29
地図縮尺 S= 1/100,000 1/200,000 1/800,000
		山頂標高　　　1,221.7m　 登攀標高　約 　920m　 水平距離　約　13.1Km コースタイム（朝日温泉→岩内岳） 雷電山登山口 岩内岳登山口 [3h00m] 1:05 ↓ ↑ 0:20 中山 旧第1リフト終点 1:20 ↓ ↑ 0:30 前雷電 6合目 0:25 ↓ 1:15 ↑ 0:55 [2h50m] 雷電山 → 岩内岳 写真　　雷電山 と岩内岳 (道の駅「岩内」より：1998/8/29)

• 登山口のある「朝日温泉」は岩内市街から40分余り。海岸線沿いに雷電温泉まで走り、これから急勾配の林道に入る。
  
• 温泉裏手の登山口から、雷電山の西に張り出す尾根に向かって登りはじめる。
  前半はやや急な勾配が続くが、はまなす国体（1981）で整備されたコースはエロージョンも少なく、しっかりとしている。
  
• 尾根に取り付いたあとは841mの「中山」を目指して登る。ハイマツが早くも現れ、気象条件の厳しいことが伺われる。
• 「中山」からは目指す雷電山や前雷電などを一望することができる。広い谷を挟んで間近に見えるが、道のりは意外に遠い。
• 「中山」からは一旦下ったあと標高1,203mの前雷電を目指す。
  緩やかな尾根歩きが続くが、前雷電の直下は急勾配となっており、ロープも固定されている。
• 雷電山の山頂はチシマザサとハイマツにおおわれた広く平らなグランドの中にある。頂上に居ながら、なんとなく「窪地」にいるような感覚を受ける。
  薄くかかったガスを通して「目国内岳」のピークが望まれる。
• 雷電山から岩内岳への縦走路は、右手に「目国内岳」や「パンケメクンナイ湿原」を見ながら進む。
  この山塊に特徴的な緩やかな地形とこれを覆うチシマザサの群落が大きく広がっており、登りの辛さを忘れさせる展望が続く。
• 途中、「五つ沼」と呼ばれる湿原を横断するが、霧と静寂とが似合う、小さな湿原である。水際のヨシも背丈は低い。
• これを過ぎると、縦走路はダケカンバ林とササの間を縫って付けられている。
  全体に緩やかな下りが続くが、伐開はしっかりとされており、歩くのに問題はない。
• 岩内岳への登り返しは標高差100m余り。15分ほどで登り切り、トレッキング同好会のメンバーとはここで合流。
  １時ころまでに合流できなければ、別々に下山ということにしてあったので、何はともあれ「再会」に安堵する。
• 岩内岳の下りでは、後半に廃止されたスキー場を歩く。
  第３リフトを下りる途中、強い芳香を放つ植物？があり、昨年登った時にも同じ香りがあったことを思い出す。
  気になりつつもそのまま山を下る。はて、なんという植物なのであろうか？

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