敏音知岳 （ぴんねしり）1997/09/12
地図縮尺 S= 1/100,000
		山頂標高　　　704.0m　 登攀標高　約 　 　641m　 水平距離　約　　　4.1Km コースタイム 登山口 1:25 ↓↑ 0:50 敏音知岳 写真　　敏音知岳 （中頓別の牧場から、1997/09/12）

• 北海道には対となって呼ばれる地形がいくつかある。カタカナで呼ばれれば”なるほど”と思う今回の「敏音知（ピンネシリ）」と「松音知（マチネシリ）」もその1つで、前者が尖った”男性”のイメージの山に当てられる名前であるのに対し、後者はその近くにあって、なだらかな”女性”的な山に対する呼び名である事が多い。
• 同様な組み合わせが「ペンケ・・・」と「パンケ・・・」で、前者が「上（流）の・・・」、後者が「下（流）の・・・」と言った意味で、川などの名前としてやはり対となって用いられている。これらの語はいずれもアイヌ語である。
• 「敏音知岳」の登山口にはキャンプ場があり、夏の間は多くの登山者がこの山を登っているようだ。案内板・指導標なども大変良く整備されている。但し、この日は「奈良県」から来ていた青年と私の2名だけが登ったようで、往復の2時間余りで私が口を開いたのは、すれ違った時の「こんにちわ」ただ一言であった。彼とは別な世界でどんな縁があったのか・・・
• ピークに立って1番に目をひくのは「利尻岳」である。海から直接そびえる姿はいかにも「絵葉書的」であるが、これがサロベツ原野を挟んで北西方向に大きく望まれる。

　　












登り始めはトドマツの林。緩やかな登り。→

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