 |
むかし昔の |
|
|
ある日かわせみに「お吉はいるか」と老人が訪ねてきた。老人の態度に不審を感じた嘉助は梅の間に案内した。しかしこの老人、名前はおろかどこからやってきたのかも思い出せなかった。 |
|
|
|
 |
黄菊白菊 |
|
|
火事で焼け出された大店の息子は3人とも16歳。身を寄せた白金でしたい放題の悪さをしていた。そのうちの一人、妾の産んだ息子が行き方知れずになった。 |
|
|
|
 |
猫屋敷の怪 |
|
|
山形屋の娘おすがが拐かされて脅迫状が届いた。指示通り手代の久之助が三百両を持って古寺に行くが・・すでにおすがは殺されていた。 |
|
|
|
 |
藍染川 |
|
|
井筒屋の主人徳右衛門は23年前に別れた妾腹の息子を捜していた。どうやらかわせみにいる男がそうらしい。 |
|
|
|
 |
美人の女中 |
|
|
人手不足のかわせみに新しい女中おきたがやってきた。色っぽい女中で、早速東吾に色目を使う。ある晩、泊まり客の部屋から八十両が紛失した。 |
|
|
|
 |
白藤検校の娘 |
|
|
東吾は本所で白藤検校と娘が石礫をぶつけられているのを助けた。それが縁で、娘のおきみが金貸しを辞めたいが、と相談にやってきた。 |
|
|
|
 |
川越から来た女 |
|
|
長助と夜釣りに行った東吾は、溺れかけていた若い娘を助けた。お三重という娘は、殺されかけたにも拘わらず何も話そうとはしなかった。 |
|
|
|
 |
一両二分の女 |
|
|
かわせみの客で塗物問屋輪島屋の連れが、約束の日時になってもやってこない。どうやら連れの折戸屋吉之助は「安囲いの女」のところに泊まっていたようである。 |