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単行本 | 文庫 |
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浮かれ黄蝶 | |
麻太郎が麻生家へ行く途中、ある家の前で若い娘が自分を見ているのに気が付いた。その娘がひったくりにあった荷物を取り返してやったのだが、果たして娘の正体は・・・ | ||
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捨てられた娘 | |
花世は貧しい旗本小林家の娘喜久江と親しくなったが、その小林家で喜久江の弟の甲太郎と父親の参市郎が行方知れずになった。 | ||
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清水屋の人々 | |
寂々斎楓月の弟子に向島の料理屋清水屋の嫁と姑がいた。姑のおもとの嫁いびりは弟子達の間でも評判だった。 | ||
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猫と小判 | |
三田久保町に住む老婆の飼猫が布袋をくわえてきた。なんとその布袋の中には十両の小判が入っていた。 | ||
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わいわい天王の事件 | |
芝浦の漁舟の中で死んでいた男の顔には猿田彦の面がかぶせられていた。 | ||
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二人伊三郎 | |
近頃堀江町界隈をうろついている若い男を長助が尋問してみると、伊三郎と名乗り子供の頃に生き別れた親を捜しているという。 | ||
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さんさ時雨 | |
源三郎は大雨の日、洲崎の弁財天の境内でずぶ濡れになりながらさんさ時雨を唄っている女を見かけた。 | ||
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公孫樹の黄ばむ頃 | |
るいは父庄司源右衛門の母親の実家の法要のため、お晴をお供に行徳通いの舟で市川の八幡へ向かった。 |