つい先日ストレート・ファロウで可愛くも凛々しい源太郎君をご披露下さった春霞さんの次なる新作は、今では「かわせみ」に欠かせない老練岡っ引の長助親分!本業の長寿庵亭主姿と併せてお楽しみ下さい。

春霞さん制作秘話

「盆の窪 おさえて今日も かわせみに」と長助さんを作ってみました。

長助さんの捕り物スタイルはやはり股引を穿いたものでないと決まりません。2本足で甲の部分に僅かの重りを入れて立つかどうかがとても心配でした。でもうまく立ったのです。
他の男性陣と同じ背丈に足の長さを計ったつもりが甲の部分を計算に入れ忘れ、名前のとおり長身になってしまったのです。なんだか初代かわせみの村上さん演じる徳松さんのような感じです。
本職の「長寿庵」の長助さんと二つの姿をお楽しみください。(春霞さん談)


男人形は難しいです。人形店に行っても娘人形や芸者ばかりで男ものといえば、雛人形のような宮廷装束か童で、「かわせみ」にでてくるような衣装を纏ったものは先ずありません。
お店の人に「なぜ、男の人形がないのか」と聞いてみました。「“華”がありません」なるほど!納得。布も手に入らないのが悩みですねぇ。
というわけで勢いTVの時代劇に頼り、図書館通いをして適当に作っています。材料さえ揃えば3〜4日もあればできます。着物は二通り作ったものではなく、前掛けと襷を取りはずし裾を尻からげたのを親分さんにしてあります。画面ではわかりませんが、千筋と呼ばれる細い縞の木綿地を使い町人らしく作りました。(8月23日掲示板より)


おなじみ盆の窪に手をやる長助親分。若い頃の長助親分のようですね!

いつも「かわせみ」では老練岡っ引としての長助親分の出番が多いですが、本業は深川佐賀町の蕎麦屋長寿庵の亭主。
前掛姿も似合って、「かわせみ」や麻生家でも美味しい蕎麦を打っていますね。

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