東山温泉   東山閣キャニオン  アネックスシンフォニー  

東山温泉 1  東山閣キャニオン     1995.2(宿泊)

旅館にて< FONT FACE="MS 明朝" LANG="JA">
 東山閣は東山温泉の中でも規模の大きな立派な旅館であった。阪急観光の一泊バスの旅である今回の旅行はお二人様から1室ということなので割り当てられた部屋に入る。バス代込みで一人一万円の旅行代金だからこの旅館に払われるのは5〜6千円といったところであろうか。それにしては部屋も立派なものであると云わざるを得ない。やはり公共の宿とは何処か一味違う。何となく得をしたような気がして気分良く「会津人情芝居と雪見露天風呂の旅御一行様」の看板の出された中広間で夕食の膳についた。既に半分以上の人達はお膳に着いて食事中であったが、こちらは何時もの様に先ずビールの乾杯から始める。旅行会社からそんなに沢山お金を貰っているとは思えないのに夕餉の膳の料理もやはり公共の宿とは一味違った結構立派なものであった。ビールから冷酒とこれまた何時ものように食を進める。酒も進みほろ酔い気分になってふと気が付くと広間に残って食事をしているのは我々とあと一組くらいになってしまっていた。幾ら何でもと切り上げて部屋に帰り、少し休んで今度は此処の旅館の風呂に入りに行くことにする。

 浴場は大理石などを使ったなかなか豪華な感じの風呂で、広い浴槽の中には透明な湯が溢れんばかりに張られていた。夜風呂に入る人は珍しいのだろうか大体何処に行っても夜の風呂は一人である。露天風呂に入ると辺りは暗かったが、雪明かりに夕方ちらほら降っていた雪がまだちらついているのが見え、その向こうに奴田山からの峰が聳えているのがかすんで見えた。浴槽にゆっくり浸かりながらこれらの景色を眺めていると、雪見露天風呂もなかなか乙なものだなという感じが沸々と湧いてくるとともに、一万円でこの様な旅が出来るのは儲け物だなぁー思いがするのであった。

 朝同じように広間で食事を済ませる。午前中はオプションの「喜多方旅行」なので以前行っていることもありパスをしてゆっくり旅館で過ごすことにする。9時過ぎからまた風呂に行くことにする。朝の露天風呂から眺める雪をかぶった山や木々の景色もまたなかなか良いものであった。

温泉街を散策
 時間が充分有ったので東山温泉の街を散策した。東山閣から下った所から川沿いに旅館が諸処に有るという細長い温泉町で旅館は結構多いのだが土産物屋は余り無く温泉を楽しむための所という感じであった。

  満足度:風呂*** 料理*** 部屋*** 接客**

施設の概要

  所在地 会津若松市東山町湯本上原   0242-27-6010
  交通 ・JR磐越西線会津若松駅から東山温泉行きバス20分
     ・東北道会津若松IC→国道49号・県道→東山温泉
  施設 
浴室  大浴場 露天風呂      駐車場  100台位 
  泉質 単純泉   45〜68度
  効能 リューマチ・神経痛・外傷など
  日帰り利用  不明