湯西川温泉
本家伴久萬久旅館
2004.08(宿泊)
テレビ番組で
湯西川温泉というと直ぐ出てくるのが「本家伴久萬久旅館」
である。
女房殿も気になっていると見えて常々機会が有れば泊まってみたいねなどと云っていた。
今回JTBの日光・栗山特別企画で1.6万円程度のものが1.3万円と比較的安く泊まることが
出来るというので中禅寺湖温泉の「ホテル四季彩」とペアで泊まることにした。

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旅館の入り口にて |

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部屋 |
日光三名瀑
のひとつ「裏見の滝」を見て湯西川温泉に車を進め、着いて
からは少し時間が早いので温泉街を見て歩く。
時間が来たので旅館にチェックインする。玄関を入り暫くロビーで待った後大きな太鼓の前に案内され
て歓迎の太鼓を4つ叩いてくれた。
部屋は少し曲がった横板のある階段や曲がった造りになっている古い雰囲気充分の階段を幾つも上り
黒く光った廊下を歩いていく本館の3階の奥寄りであった。
部屋の前に玄関があり中に入ると10畳の畳があり窓側には3畳ばかりの少し高くなった畳敷きがあり
端に鏡台が置いてあった。開いた空間には冬には炬燵でも置かれるのであろうか。
床の間には普通の掛け軸が掛かっているのだが床柱や敷かれた台は古びた感じで藁屋の屋根があるという
全体的には農家の家を感じさせるものであった。古びた部屋の様子に女房殿はこれは大変だとトイレに
入ってみて水洗のしゃわしゃだったのでようやく安心したということである。
窓側の障子を開けると直ぐ前には川が流れその向こうに山が広がった。典型的な山里における河辺の風景
である。

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露天風呂 |

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内湯 |
部屋で暫く休んで
浴衣に着替え風呂にはいることにする。
階段を下りてロビーを通り抜けて行くと左手に大浴場への階段がある。脱衣場から左手の戸を開けて
入ると大浴場なのだが先ずは露天風呂ということで階段を更に下りる。戸を開けて更に階段を下りて
いくと河辺に岩造りの露天風呂があった。
未だ時間が早いせいか誰も入っていなくてのんびりと川面を眺めながら湯浴みを楽しんだ。
風呂から上がり部屋で休んで夕食の時間が近くなると何時ものように風呂にはいる。
夕食は
対岸のレストランで頂くと云うことなので暗くなり始めた
吊り橋を渡る。
レストランはかなり広く階段状に造られた一番奥の間だったので階段が長く足の状態が良くない
女房殿のご機嫌は余り良くない様子であった。
料理は既に殆どのものが並べられていて囲炉裏の中には「とうもろこし」と「一升ベラ」が差され
てあった。

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夕餉の風景 |

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夕餉の料理 |
乾杯して飲んだ食べたりしている内に鶏か牛かなど選択する肉の串とイワナのお造りがきて料理が
そろい、御飯が来て食事が終わるというところである。
食事の途中に第34代?の女将とかが十二単の着物を着てご挨拶に現れたのには流石平家の末孫と
いう感じである。
翌朝起きると
早速露天風呂にはいることにする。
脱衣場で浴衣を脱いで露天風呂への戸を開けて階段を下りていくと露天風呂の浴槽には既に朝日が
射し込んでいて湯面がきらきら輝いていた。
7時過ぎだが未だ時間が早いのだろうか人気はなくゆっくりと湯に浸かることが出来た。
昨日は入ってみなかったのだがもう一つの小さな浴槽が奥にあり行ってみると「この先は女性専用の
露天風呂」という掛札が掛けられていた。湯の温度が少し温めという感じがした分ゆっくりと湯浴みを
楽しむことが出来た。
朝食は7時半からということでロビーから階段を下りたところにある食堂に行くとそこには既に
かなりの人が食事をしていた。
案内された場所には既に朝食の料理が準備されていて後はみそ汁と御飯を持ってくればよいように
なっていた。粥と白い御飯を選択できるということなので白い御飯を頼む。
料理は山里の朝食という感じで特にご馳走というほどのものではなかったが美味しく頂いた。
満足度:風呂**** 料理**** 部屋*** 接客***
施設の概要
所在地 〒321-2601 栃木県塩谷郡栗山村湯西川温泉749
TEL.0288-98-0011
交通 ・東武鉄道湯西川温泉駅よりバスで約30分、本家伴久旅館前下車
施設
部屋数 99室
浴室 大浴場 露天風呂
駐車場 完備
泉質 アルカリ性単純泉
効能 胃腸病 神経痛 リューマチなど
日帰り利用 不可