箱根・湯本温泉
早雲足洗の湯 「和泉館」 1999.11(入浴) 国道を135号線は伊東の手前で工事をしていてかなり 渋滞をしたのだが、おおむね20分くらいの遅れで昨日食事をした湯本の街に入って来た。
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和泉館の全景 |
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古めかしいロビー |
帰る道すがらということで、以前湯本の街を通るときに、 入ってみようと思いながら機会がなかった「早雲足洗の湯・和泉館」に立ち寄ることにする。
今にも雨が降りだしそうだという空模様にもかかわらず、箱根湯本の温泉街はかなりの人出で 賑わっていた。小田急の箱根湯本の駅を過ぎた所、早川に掛かる橋を渡った直ぐ左側に目指す「和泉館」は あった。建物と国道との間にかなりの広さの駐車場があるのでそこに車を停める。建物は昔ながらの古い 和風旅館を思わせるもので、玄関の造りなども重厚で、とても日帰り温泉施設という感じでは ない。
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狭い感じだが露天風呂 |
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浴場の入り口 |
中に入り、履物入れに靴を脱いで辺りを見渡すと、 ロビーに置かれている置物や、掛け軸、木彫が施された応接セットなど時代掛かった装飾に驚かされる。 入湯料を払って浴場の方に行く。曜日によって男女の浴室が変わるようであるが、「早雲の湯」という のが今日の男性用の湯であった。 ここの日帰り温泉施設は結構露天風呂について宣伝をしている感じで あったが、「早雲の湯」に関して言えば、
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こぢんまりとした脱衣場 |
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古い感じの大浴場 |
露天風呂は内湯の外に前の山の崖との2m位の空き地の 間に造られた本当にこぢんまりとしたもので四五人も入れば一杯になるというものあつた。一応岩造り というか、半洞窟というイメージを持たせるような露天風呂であった。上の方に葦の簾のようなものが 屋根代わりに掛けられていて、そのほかには屋根がないので、結構明るい感じはするが、露天風呂から は前の崖とその上に繋がる山の景色だけというものであった。
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大浴場と外の露天風呂 |
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今日は女性用露天風呂 |
湯は比較的温いものが、左右の方から流れ込んできて、 むしろ真ん中の方が少し熱いという感じすらする湯加減であった。泉質は単純温泉とかで舐めてみても 味が全然ない、無色透明・無味無臭というものである。
露天風呂の奥の方に狭い道が有ったので行ってみると、そこに洞窟風呂と打たせ湯があった。 洞窟風呂の中に入ってみると、そんなに大きくはないのだが、何となく神秘的な感じがするから不思議である。そこから大浴場に入って浴槽に身を沈めることにする。浴槽はそんなに大きくはない円形のもので湯の蒸気と全体的に暗いため、そんなに風情が有るようには感じられないのだが、何となく愛嬌のある浴場であった。
施設の概要
所在地 足柄下郡箱根町湯本 0460-5-5361