黒羽温泉    五峰の湯    1998.10(入浴)  

       五峰の湯全景

黒羽温泉へ
 雲巌寺から黒羽の町は直ぐ近くである。 一昨年だったろうか立ち寄った「大雄寺」の前の土産物屋「芭蕉の里・黒羽物産展」という所に車を 停めて今日これから入る予定の温泉の場所を聞くとともに「大雄寺」の記憶を確かめる思いもあった のである。杉の木立が鬱そうとしているその道を上り小さな山門をくぐると大雄寺に続くという事で あるがここの寺も禅宗であり庭が綺麗に掃除がしてあったのが思い出された。

 土産物屋で黒羽温泉への道筋を聞いて車を走らせる。目指す湯は黒羽町総合ターミナルセンター の中にある黒羽温泉「五峰の湯」 という 日帰り温泉 施設である。ここは平成10年4月に新しく完成した 日帰り温泉施設で、総合施設の一角にあるせいか駐車場も広々としている。温泉の施設は2階建て の近代的な外観をしたなかなか立派なものである。500円を払って中に入ると琴の音が響いていて 趣を出していた。風呂は2階にあるので階段を上がると直ぐ右の奥にあった。

 

   那須五岳を眺める露天風呂  

 脱衣場から大浴場にはいると円形形になった かなり広い浴槽が目にはいる。普通浴室のガラス窓は蒸気で曇っているものだがここの浴室のガラスは 曇っていなくて外がよく見える。天井を見ると換気の強力なエヤコンが窓際に設置されていた。 まず最初は露天風呂である。窓際の左側にある戸を開けて外にでると、ぱっと視界が開けた。 生け垣が低く浴槽からの展望もなかなか良さそうだ。

 湯船に浸かってゆっくりと暖まることにする。平日の午前中であるためか先客は2名ほどで 静かである。暫く暖まっている内に肌がつるつるとしてきた。アルカリ度が高いのでそうなるの であろうが、なんだか良く効くような気がするのがよい。浴槽は10角形で中はコンクリートで

 

         温泉成分表 

造られているのだが枠は木で造られ、その上に座ること が出来るのはよい。こここは「五峰の湯」と名付けられているが、おそらく那須五峰に由来しているの であろう。残念ながら今日は曇りでその那須岳は見ることが出来ないガ、心地よい仄かな風が吹いて 露天風呂としては最高の雰囲気である。木の枠に座り辺りを見渡しては湯船に浸かって十分に露天風呂 を満喫して大浴場に行く。

 大浴場は大旅館の大浴場に引けを取らないほど広く立派なものである。ジャクジーやサウナ、 打たせ湯などがあり設備も一応整っている。室内も大理石を豊富に使った豪華な感じである。浴室に 蒸気が充満していないので気分良く入ることが出来るのもよい。 全体的にここは「日帰り温泉施設」 としては、値段といい、設備といい、雰囲気といい、湯質といい、かなりハイランクのレベルに有るの ではないかと思う。

満足度:風呂**** 料理 部屋 接客 

   施設の概要 

  所在地(TEL) 那須郡黒羽町堀之内   0287-59-7010 
  交通 ・JR新幹線西那須野駅から黒羽行きバス30分
            黒羽出張所下車タクシー5分
     ・東北道矢板ICから国道4、461,294号線経由
  施設 
浴室  大浴場 露天風呂     駐車場  100台
  泉質 アルカリ性単純泉   度
  効能 神経痛・筋肉痛・関節炎・打ち身・冷え性など
  日帰り利用料金 500円  日帰り営業時間 10:00〜20:00