川治温泉     薬師の湯   2000.07(入浴)

 今日最初の 訪問の予定地は川治温泉の「薬師の湯」である。
 何回か通ったことがある国道を川治温泉に向けて走り、温泉街を抜けた辺りから 「薬師の湯」露天風呂のある細い田舎道に向けてはいる。幾つかの曲がった坂を下ると、 川の流れに面した辺りにかなりの広場が広がっている。
 その一角に「薬師の湯」があった。以前は露天風呂だけであったが現在は公民館を兼ねた建物が

 

   「薬師の湯」の全景  

建っている。
 その傍の道を少し下がった所に入浴のための自動販売機が置いてあり、少し下がった所に入湯券を 受け取る小さな小屋があった。その中には年輩の人が所在なさそうに座っていた。
 その小屋から更に下がった川沿いに露天風呂はある。まだ造られたばかりという感じの脱衣場 に服を脱いで、外に出ると建物は木造、湯船は岩造りの露天風呂が2つ川沿いに並んでいた。
 一応混浴ということなのだが既に男性が3人程入っていたので、やはり気恥ずかしかったのであろう か女房殿は女性用の露天風呂に入ったいった。
 此処の湯は「薬師の湯」ということで色んな効能が有るようであ るが、湯量が豊富なのか流しっぱなしというのがなかなか良い。
 2つある浴槽のうち脱衣場に近い方のものは屋根が深いせいもあるのだが岩を掘った洞窟風呂という ような少し暗い感じのするほぼ円形の浴槽で、もう一つは川に迫り出しているような 雰囲気を持つ細長い矩形の形をした浴槽のものだある。

 

    露天風呂にて  

 

 洞窟ムードの漂う露天風呂  

 泉質は無色透明で舐めてみても何の味もしないのであるが、少し温めである。一緒に入った土地の人 は1時間ばかり入っていると身体の芯から暖まって来るという話をしていたが、身体に丁度良い加減の 温度で長く入っていることが出来る感じである。
 湯舟のの前に旅館が見えるのだが、土地の人の話によると、その中の「柏屋旅館」の建物が、左から 順番に旧館、本館、新館と並んでいて、それぞれの料理もまた異なるのだと話していたが、眺めてみても 時代の差が歴然と分かるのがなかなかに面白いという感じがした。
 川沿いの露天風呂の入浴を十分に楽しんで今日の宿泊地である湯西川に向けて車を走らせる。

満足度:風呂**** 料理 部屋 接客  

 施設の概要

  所在地 栃木県塩谷郡藤原町大字川治227
                   TEL 0288 78 0229
  交通 ・東武鉄道鬼怒川線から野岩鉄道に乗り換え、
                川治湯元駅下車 徒歩8分位
  施設 浴室  露天風呂
     駐車場 20台位
  泉質 アルカリ性単純泉 
  効能 神経痛・疲労回復・外傷ほかなど
  日帰り利用料金 300円 日帰り営業時間 10:00〜21:00