下賀茂温泉    花のもてなし南楽    2000.2(宿泊)

     南楽の全景      南楽の玄関前
「旅館へ」   天城の峠を越えて河津町に入り、丁度河津桜が 満開の状態だったので見ようと町営の駐車場に入ったのだが、桜並木の場所から少し離れている のでこれからの湯巡りとの時間の関係上中止して明日帰りに見ることにする。国道135号線を 南下して下田に入り、街を抜けて石廊崎方向へ走り弓ヶ浜の手前から下賀茂温泉に入る。 時間が16時となったので先ずチェックインをしてそれから湯巡りに出かけることにする。 泊まる予定の「南楽」は国道沿いに鉄筋10階建て倉居の大きさで下賀茂一と思わせるほど立派な姿で 迎えてくれた。
 玄関の前 に番頭さんらしき感じの人が二人ばかり居てチェックインを してくるお客をフロントまで案内していた。近づくと名前を訊き先に立って門の中に入っていく。 此処の旅館は和風なのだが全体的に女性を強く意識した感じの造りになっていて、中にはいるとロビーと いう感じのものはなく、京都の御茶屋という雰囲気の桝風に区切られた茶席があった。
     露天風呂      露天風呂
 その一角に 案内されてそこでお茶の接待を受けた。京菓子風のものか゜出されてこれなどもやはり女性を 意識したものであろう。それから担当の仲居さんによって部屋に案内された。安いクーポンだったので 立派な部屋だとは思わなかったが、やはりこの旅館では一番安い部屋なのであろう。エレベーターのない 別館の3階で、広さは12畳の和室であった。(この後湯巡りで伊古奈に)
   南楽に帰り、 部屋で一休みをする。この旅館では一番安い部屋に泊まった のであるが、八畳間の外側に三畳ほどの畳の小さな部屋がありそこには囲炉裏風のものが設けられており、 床の間などにもキチンとした掛軸が掛けて有り、生花が生けてあるなど、流石に良い旅館らしく部屋も なかなかに立派なものであった。窓を開けると、直ぐ目の前に吉野川の支流条川が流れて田園の景色が 広がっていた。支流と言ってもかなり川幅が広くその両岸に河津桜が植えられていて丁度満開に近い 状態なのでこれまたなかなかの風景である。
    窓からの景色     部屋にて
 夕食までに、 少し時間が有るので風呂に入ることにする。風呂は鉄筋の建物の側に以前から造られていた ような感じの木造りのものであった。昔ながらの雰囲気を感じさせてくれこれはこれでなかなか結構という ところである。露天風呂もかなり広い浴槽でゆったりと入ることができた。露天風呂は全体的には岩造りに なっていて、周には庭園風に木々が植えてある。浴槽の型はヒョウタン型とも云えるような一番端の方が 太くなるような形をしているが、その端の方に湯口があって熱湯が流れ込んでいた。その関係であろうか、 湯の温度は少し熱い状態で長く入っていることはできない。湯の質は無色透明であるが舐めてみると海の水 のように塩辛い。丁度夕方の五時を過ぎた時間で、辺りは薄暗くなり始めている。周を垣根で囲まれている ので外の景色は見えないのが残念であるが、湯舟の傍にある幾つかの電灯に明かりが灯って、雰囲気を感じ させて呉れる。露天風呂から上がるときに、「南楽湯巡り酒」と称する小さなカメが置いてあって、その中 の液体を飲むと紛れもなく日本酒であった。このような体験は今までなかったので大変面白いというか 楽しい感じであった。
 大浴場は  普通の大旅館のものとほとんど変わらい、矩形の形をした浴槽で窓側の長さが10mで奥行きが 2m位の大きさのものである。天井は真ん中が空気抜きになっているドーム型をしたもので結構高い感じで ある。壁は白のタイルで覆われているてる感じだが、今までにないものとしては、洗い場の椅子が石で造ら れているということであろうか。洗い場の片隅に大きな樽が置いてあり、何であろうかと思ったのだが、 中に湯を張り一人で入るゴエンモン風呂という感じであった。十分に湯浴みを満足して風呂から上がる。 ここの脱衣場は衣服を脱ぐ容器として、色んな形をした竹籠が置いあって、なかなかユニークな感じのもの であった。
      色彩豊かな夕餉の料理
 部屋に帰ると  夕食の支度が始まっていた。やはりなんといっても部屋で食べる食事が一番である。 この旅館は全体的に女性好みを意識したものとなっているが、料理もまたその様な感じで、器だけでも いろんな色のものが使われ色彩豊かなしかも繊細な感じのものであった。料理の内容も量は多くはないのだが、 彩りを変えたものが色々と並べられてあって見ただけでもなかなかに綺麗な感じの料理であった。
 朝、朝飯前 にということで風呂に入ることにした。夕べ入ったのは「宮乃湯」と言う浴場だったが 「甚べ衛の湯」という大浴場も露天風呂も昨日入ったものとは入れ替えになっていて、変わった雰囲気で 風呂にはいることが出来た。全体的に竹林に囲まれた風呂というイメージで、露天風呂には木で造られた 東屋造りの屋根があるのだが、中に入っていると朝日が竹林を抜けて差し込んで来るというなかなかの雰囲気 で風呂にはいることが出来る。       朝食の料理
露天風呂は木造りの物とは別に五つのかなり大きな土造りのカメが浴槽に なっているものが置いてある。その他に大浴場の横にある岩造りのものがあった。夕べは団体客もあった そうだが、現在朝八時過ぎのこの大浴場露天風呂にはその姿はなく、貸し切りという状況でのんびりと 近くの木で鳴く鳥の声を聞きながら湯浴みを楽しむことができた。
 風呂から 上がり朝食となったのだが、その料理も女性好みというか普通の旅館の朝餉のものとは一味 違った料理であった。全体的にはこの旅館は女性客を意識したもので、雰囲気も普通の日本風旅館とは 異なったものを持っているが、何故か女房殿には余りお気に召さないような感じであった。

  満足度:風呂**** 料理**** 部屋*** 接客***

  施設の概要

  交通 ・伊豆急下田駅からバス20分
     ・小田原→国道136号経由→下田→下賀茂温泉
  施設 浴室 大浴場 露天風呂     駐車場 50台 
  泉質 硫酸塩−塩化物泉    100度
  効能 肩こり・腰痛・婦人病など
  日帰り利用料金  15:00〜20:00 1500円