渋温泉
薬湯信玄竃風呂 1995.9(入浴)
渋温泉へ
昼食後は国道144号線を北上し、菅平から須坂市に入り走りやすい県道を北上し猿が一緒に風呂に入ると云う渋温泉の奥にある地獄谷温泉を目指す。途中にある湯田中温泉は街らしきものは余り見あたらなかったが結構大きな旅館が並ぶ新興といった感じの温泉地であった。湯田中温泉に並ぶようにして渋温泉が有る。こちらは対照的に昔ながらの小さな旅館の建ち並ぶ間を縫うようにして狭い路地が走っている。小さいながら温泉地らしい雰囲気をもった街である。渋温泉から細い道をたどって地獄谷温泉に着いたときはもう15時を少し過ぎていた。外来の入浴は15時までという。残念ながら引き返すしかなかった。ガイドフックによると渋温泉の外湯めぐりの上がりは温泉寺の近くにある「薬湯信玄竈風呂」という。外来でも入れるというので温泉「寺の駐車場に車を止めて竈風呂に入れて貰う。
竃風呂で
薄暗い廊下をいくつか廻った奥に竈風呂は有った。他に客はいなかったのでゆっくりのんびりと入ることが出来た。風呂の感じが富士の釜風呂、埼玉県の大宮にいたとき良く入りに行った指扇の釜風呂に似ており当時のことを思い出したりした。横になってゆっくり暖まりその後水風呂なり、湯風呂なりに入る形も同じである。しかし薄暗い廊下の奥にある竈の中の風呂に長く入っているのは何となく薄気味悪いものである。裸電球の灯った、物音も余り聞こえてこない所で寝そべっていると信玄の亡霊でも出そうな気すらしてくるから不思議である。ともあれ長野渋温泉で入る竈風呂はそれなりに思い出深いものとなった。
満足度:風呂*** 料理 部屋 接客
施設の概要
所在地
下高井郡山ノ内町渋温泉 0269-33-5730
交通 ・長野電鉄湯田中駅から上林行きバス5分、
・上信越道中野IC→国道403、292号経由→12km
施設 浴室 内湯 駐車場 20台
泉質 ナトリウム−カルシウム−硫酸塩・塩化物泉 度
効能 切り傷・火傷・慢性皮膚病など
日帰り利用料金 300円 日帰り営業時間 10〜19時