2004.05(宿泊)
熱海伊豆山温泉
うみのホテル
中田屋
熱海海岸の
有料道路を走るときに海岸の直ぐ近くに旅館が2軒並んでいる 景色を眺めながら行くのだがどんな旅館なのか気になっていた。
そのなかの一つ「うみのホテル・中田屋」は「じゃらん」やその他の旅行サイトにも載っていて 泊まった人の評判も結構良い感じなので一度泊まってみたいと思っていた。
JTBの季刊パンフレットの熱海特別企画で普通泊まるよりもかなり安く泊まれそうなので申し 込んで今回の旅行となった。
旅館の全景
2週間程前
熱海に泊まった時と同じく今回も女房殿が小田原近くの鴨宮 で木彫りを教える日なので、午後3時にそこで車に乗せて旅館に行くということにする。
自宅を出たのは午後1時半頃である。前回と同じく藤沢バイパスから新湘南バイパスを通らないで 国道1号線を走ることにする。 途中茅ヶ崎以内で少し渋滞したので西湘バイパスを通り行くことにする。
雨がぱらつく感じの天候であったがバイパスから鴨宮のイトーヨーカ堂まで順調に車を走らせ今回は 3時前に駐車場に着いた。 女房殿を乗せて国道1号線・真鶴道路・熱海道路を通って旅館に着いたのは4時を少し前であった。
熱海有料道路
から「ニューさがみや」の前を通って「中田屋」の前の 駐車場に車を停める。
日本の民家という感じの玄関を入ると中はホテルのロビーの雰囲気でフロントは中央にあった。
部屋
部屋からの眺め
チェックインを済ませるとフロントの人が案内してくれて通されたのは別館にある603号室で 途中廊下や階段がかなりあり足の悪い女房殿には不満げであった。
部屋は8畳の和室がありその向こうに椅子のある広縁がある。これは普通の間取りだななどと思って いると案内してくれた人が広縁の横に洋間がありますという。
広縁に行ってみると右手に戸があり開けるとベットが2つ置いてある洋室になっていた。 更に洋室の向こうの戸を開けると化粧台とトイレ浴槽がある部屋になっていて将にホテルという感じである。 暫くすると部屋係だという仲居さんが来て夕食の時間を訊きお茶を入れてくれた。
浴衣に着替えて
風呂に行くことにする。 この旅館は露天風呂が屋上に1つしか無くこの時間は女性用となっているので残念ながら1階の大浴場 に入ることにする。
露天風呂
大浴場
大浴場は中くらいという感じの広さの浴槽で透明な湯が縁から溢れ出ていた。少し熱めだが3古湯の 1つだという有名な「走り湯」に浸かると何百年も前の人もこの湯に入ったのかという感慨が湧いてくる。 舐めてみると少し塩辛い味がするが、コップが置いてあるのは飲めると云うことなのであろう。
換気扇の能力が強いのか浴室内に蒸気が殆ど無く息苦しさを感じないのはなかなか良い。 ゆっくりと湯浴みを楽しみ2階から外に出て「走り湯」源泉の洞窟に入り部屋に帰ることにする。
源泉は
入り口から10m位奥にあり1.5m位のコンクリート槽に 湯が吹き上げていた。かなりの湯量でこれならば掛け捨てでも大丈夫という感じである。
部屋に帰り暫くすると夕食の時間となったので再び身体を温めに浴場に行く。 帰ってみると既に夕食の支度は終わっていた。女房殿も風呂から上がってきたので乾杯して夕食の 始まりである。
料 理
走り湯の入り口
料理は
懐石風で思っていたよりも手の込んだものという感じである。
「先付け」には皿の上に「さざえの壺焼き・エビやエンドウ豆のしんじょ風など7品」が載り「お造り」 の「鯛やシマアジ」の鮮度も良く、「胡麻豆腐」や「牛のたたき」も美味しかった。
特に後から出てきた「朝鮮人参の揚げ物」は初めて食べたが少し苦味のある変わった味ながら身体に 良さそうな感じである。
薬膳料理を売り物にしている宿だが料理を見る限り宜なるかなという感じで満足できた夕食であった。 朝食は2階のレストランで頂いたがこれまた我が家の夕食よりも豪華という感じのものであった。
朝食後
部屋で休憩をして露天風呂に入ることにする。屋上に造られた小さな脱衣場の外に円形の浴槽で 木造の露天風呂があった。周りを竹垣で囲まれているので視界は余りなく海側だけがガラス戸越しに 見えるというのは少しがっかりというところだが、長い樋で温度を冷やしながら流れてくる湯が掛け 流しなのがよい。
満足度:風呂*** 料理**** 部屋*** 接客***
施設の概要 所在地 静岡県熱海市伊豆山海岸599 TELL: 0557-80-5111
交通 ・JR東海道線熱海駅からタクシー5分
・西湘バイパス→国道135号経由→熱海温泉
施設 浴室 大浴場 露天風呂 駐車場 完備
泉質 塩化物泉
効能 神経痛・関節痛・筋肉痛など
日帰り利用 なし