伊東温泉
青山やまと
昨年の10月
に大和館に泊まったとき姉妹旅館の相互入浴ということで
伊東温泉の高級旅館である「青山やまと」の風呂に入ることが出来たのだが、なかなか良い雰囲気だった
ので機会があれば何時の日か泊まってみたいと思っていた。
今回「にほんゆったり倶楽部」の特別セールでオール混み3.2万円が1.6万円で泊まることが
出来るという。
何回か満室で駄目だったが3月中旬の木曜日空いているということで念願の旅行となった。
木曜日
ということで女房殿も特に予定がなかったので昼食を
自宅で食べての1時頃の出発である。
|
ホテルの全景
|
|
ロビーにて
|
何時ものように大船から江ノ島という経路で車を進めたが、平日の木曜日ということも有ってか途中の
道程は至って順調。全然渋滞ということがなく、時間を節約するために何時もは通る「熱海有料道路」も
パスして走ったのだが2時間少しで伊東温泉についた。
温泉街から旅館までは何回も通った道なので迷うこともなく3時過ぎに旅館の前に着いた。
駐車場に車を停めようとすると係の人が玄関の前にどうぞという仕草をしているのでそのまま車寄せ
に進む。
玄関前で
車を降りて中に入るのは何だか少し偉くなったようで
やはり少し気分がよいものである。
玄関から中に入るとロビーに案内されて暖かいジュースと和菓子が振る舞わた。飲み終わると
チェックインは部屋で出来ますからというこでエレベーターで4階の「左近の庄」と名付けられた
フロアの405号室に案内された。
部屋は12.5畳で十分過ぎる広さで窓側に3畳程度の広縁があ
るなかなか上等な雰囲気を持ったものであった。
窓からは伊東温泉の街並みを見下ろすことが出来、その向こうに相模湾が見える。
|
部屋
|
|
部屋からの眺め
|
案内してくれた
仲居さんがお茶を入れてくれ、4時頃係の仲居さんが
夕食などの事を伺いに参ります、と云って下がって行ったので 3時半から本日のテレビで株式の状況を
放送するということもあり、浴衣に着替えてそのまま部屋で待つことにする。
テレビの番組が終わって4時になっても仲居さんは来なかった。仕方がないのでそのまま待って
いると5時近くになってやっと部屋に来て夕食と朝食の時間を聞いて帰って行った。
それならば最初からそういってくれれば風呂に入れたのにとぶつぶつ云いながら風呂に
はいることにする。
風呂は
6階でエレベーターで2階上がり廊下に出ると右側が
浴場の入り口になっている。
マッサージ機の列んだ休憩室を左手に見ながら橋状の廊下を渡り「月の湯」と書かれた暖簾の横の
入り口から中に入り浴衣を脱いで早速露天風呂にはいる。
湯舟に浸かりながら周囲の景色を楽しめないのは残念だが、扇形の湯口や壁、石灯籠など和風の
雰囲気があり落ち着いて湯浴みを楽しめる庭園露天風呂である。
|
大浴場
|
|
露天風呂
|
時間的には混む頃のはずだが入浴している人もなく鼻歌を唄いながらの湯浴みとなった。
大浴場からは窓ガラスが曇っていないので伊東の街を見下ろしながら湯に浸かることが出来る。
休憩室でマッサージ機に掛かって部屋に帰ると夕食の支度が終わっていた。
机の上には
「春愁膳」と書かれた献立表が置かれていた。
海鮮懐石ということだが流石高級旅館だけのことはあるという感じの料理が並んでいた。
最初の膳には「前菜」と「先付」それに「酢魚」と「豆乳を入れた鍋」だけが置かれていてその他
の料理は一品ずつ後から運ばれてきた。
何時ものように
食事は乾杯から始まったが料理はそれぞれ丁寧に作られ
薄味ながら美味しく味付けられていた。
「お好みの一品」は当方が「鮑の踊り焼き」を女房殿が「伊勢エビ翁焼」を頼んだのだが、鮑が
運ばれてきて網の上に置かれのを見た女房殿は今までのなかで一番大きいね、といって感心した
みたいだったが結構大きく直接魚屋で買っても2千円は下らないような感じのものであった。
|
部屋
|
|
|
料 理 |
女房殿が頼んだ「伊勢エビの翁焼き」は陶板の上に伊勢エビか半身載ってその他にサイコロステーキ
風の牛肉が付け合わせになっているこれまたなかなか豪華な料理であった。
お造りも各人に一つの皿盛りで出だされたが、鯛、かんぱちなどの地魚のほか、ホタルイカ、
甘エビなど何れも新鮮で大変美味しく頂いた。
「豆乳鍋」は地魚として金目鯛などのほか野菜やキノコが加えられてこれまた大変美味しく頂いた。
お腹が一杯になった状態で最後に出てきたデザートもさっぱりとした味のもので別腹という感じで
食べたが流石に直ぐにダウンということになり布団が敷かれた途端に横になってしまった。
翌朝は
男女入れ替わりになった浴場に入ったが、木造の露天風呂
からは伊東の街が眺められる雰囲気でこれまたなかなか結構というところであった。
朝食も我が家の夕食以上に品数が多く充実していて流石というところである。
今回の「青山やまと」はエレベーターに掲げられていたポスターによると2名で2.5万円と
いうことになっていて購入した1.6万円の料金では実感的に大変お得で、また泊まっても良いなと
いう感じがするところである。
満足度 風呂**** 料理**** 部屋**** 接客****
施設の概要
所在地 伊東市 岡203 Tel:0557-32-0300
交通 ・JR東海道線伊東駅から送迎バス10分
・西湘バイパス→国道135号経由→熱海温泉→伊東温泉
施設 浴室 大浴場 露天風呂 駐車場 完備
泉質 ナトリウム・塩化物泉
日帰り利用 なし