伊東温泉
押し花の宿
「遊季亭」
2003.01(宿泊)
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ホテルの玄関前
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ロビー
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東急観光の旅行企画
「伊東に行こう」というパンフレットの中に109プランと
いうのがあり1泊1万9百円で泊まることができるのだが該当日が9,19、29と決まっている。以前
同じ企画があり通常の宿泊料が1.9万円〜という旅館「おし花の宿・遊季亭」が109プランの該当に
なっていたので申し込んで見たところ生憎満室ということで残念な思いをしたことがあった。今回も同じ
企画の中に「おし花の宿・遊季亭」が109プランの該当になっていたので早速申し込んだところOKと
いう。女性に人気があるというこの旅館に格安の値段で泊まることが出来るということで期待しての宿泊
となったが娘が休暇の関係で一緒に行くことが出来るというので3人での旅行となった。
「おし花の宿・遊季亭」は
伊東温泉の街の中にある旅館であり、伊東の街は結構来て
いるので、地図を見て場所の見当をつけて街を走っているうちに旅館の前に着くことが出来た。
車を玄関の近くの駐車できる広場に着けると車係の人がやってきて「このままで結構です。」と云って
キーを預かる。玄関を入ると案内係の人が居て女房殿と娘をロビーに案内してくれた。当方はフロント
でチェックインの手続きをしてロビーに行くとソファーにウェルカムドリンクのお茶と和菓子が出されて
いた。
3人がお茶を飲み菓子を食べ終わるまで仲居さんは近くで待っていてくれ、それから部屋に案内して
くれた。部屋は6階の605号室、エレベーターを下りた右手の角の部屋である。
鍵を渡されたのは
7階の南側に窓のある部屋であった。南側ということで窓
からは海しか見えないので少し物足りない感じもするが値段が安いので仕方がないというところだろうか。
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部屋
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部屋からの眺め
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中にはいると
カーテンが掛かっていたが開けると、目の下松川の流れが
見え川の向こうに伊東温泉の東側の街なみが広がった。
部屋の広さは10畳で窓側に奥行き1間の広縁がある。角部屋なので窓が2方向にあり6階という高さな
ので街中にもかかわらず眺めは良い。
娘が伊東の街は初めてなので暫く散歩をしてくるというので、こちらは風呂にはいることにする。
エレベーターで地階まで下りると右手にすぐのところに浴場への入り口がある。此処の風呂は朝入れ替わる
のだがこの時間「樹の湯」のほうが男性用の風呂となっている。
脱衣場で浴衣を脱いでますは「お岩屋の湯」と名付けられた露天風呂に入ることにする。大浴場の脇が
通路状になっていて、そこから露天風呂に出ることが出来るのだが、そこが洞窟状になっているのである。
3〜4mのトンネル状のものが造られているのだが何となく洞窟という雰囲気を醸し出している。
湯船の殆どは
露天であるが周りは林状になっているので少し暗い感じが
する。深さは余りなく寝そべった感じで浴槽に入ることが出来るので楽な感じである。
泉質はナトリウム・塩化物泉
ということであるが、無色透明で舐めてみるとかなり塩辛い。
塩分が濃いのであろう。ようやく辺りが薄暗くなり始めたが入って来る人はなくゆっくりと湯浴みを楽しむ
ことが出来た。
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大浴場
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洞窟露天風呂
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大浴場は浴槽が木造で湯船にはいるとほんのりと木の香が匂ってくる感じで雰囲気がよいのだが、浴室が
鉄筋コンクリートの建物の中にあるということなのか排気が余り良くないので、浴室の中に蒸気がかなり
漂っているのは少し頂けない感じである。
風呂から上がると
脱衣場に置いてあるマッサージ機で身体をほぐす。気軽に
使用出来るのは良いのだが湯上がり休憩室に置き麦茶を飲みながらマッサージをするというほうが気分的
にもゆったりとするのではないだろうか。
部屋に帰り
暫く休憩をして6時の夕食の時間が近くなったので、体を温
めビールが美味く飲めるように再び風呂にはいる。
帰ってくると料理が机の上に並べられ夕食の準備は終わっていた。女性軍も風呂から上がってきたので、
先ずビールで乾杯して夕食の始まりである。
料理は女性に人気がある宿
というだけあって色彩豊かで繊細な感じのものが多かった。
先付けは紅梅をテーマにしたという感じの料理4種、3人分のものが一つの皿に盛られて中央に置かれ、
刺身は伊勢エビを中心にカンパチと花造りのマグロ、カモ鍋、酢の物、花をイメージしたあんかけしんじょ、
が最初に出され後からサザエの焼き物、エビと大根の煮物、ランの揚げ物、そして最後に3種類
のデザートが出てくるというコースである。これなら料理屋で1万円はとられるねなどと冗談を云いながら
大満足の夕食であった。
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夕食の乾杯と料理
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食事を終わって
暫くテレビを見ている内に寝込んでしまって風呂に機会を
逸してしまったが女性軍は仲良く風呂に入ったようであった。
翌朝とを叩く音に目を覚まして出てみると仲居さんが「お目覚めですか?」と声を掛ける。「まだ寝てます
が。」と返事してテレビをつけると7時半を過ぎていた。朝食は8時からと予約していたので仲居さんが声
を掛けてくれたのだろうと大急ぎで起きて風呂にいくことにする。
エレベーターを降りて風呂場に行くと浴場は男女が入れ替わっていて「花の湯」が男性用となっていた。
浴衣を脱いで露天風呂に入る。昨日入った「樹の湯」の露天風呂に比べると浴槽が少し狭い感じで周囲の
樹木が近くになりその分外に開いている空間が狭くなるので全体的に少し暗い感じがする。
大浴場は浴槽の周りに花などが置かれて「樹の湯」とは違った雰囲気を出そうと考えられているようで
あったが、全体的には殆ど同じ造りである。
風呂から上がって部屋に帰ると朝餉の支度が終わっていた。並べられている料理は「イカの刺身」
「茶碗蒸し」「アジの干物の焼き物」「伊勢エビのみそ汁」など我が家の夕餉の料理よりも豪華だねなどと
云いながらとても美味しく戴いた。1.1万円の料金では申し訳ないような宿であった。
満足度 風呂**** 料理**** 部屋**** 接客****
施設の概要
所在地 伊東市宝町1−8 Tel:0557-37-0114
交通 ・JR東海道線伊東駅から送迎バス5分<
・西湘バイパス→国道135号経由→熱海温泉→伊東温泉
施設 浴室 大浴場 露天風呂 駐車場 完備
泉質 ナトリウム・塩化物泉
日帰り利用 なし