熱川温泉
カターラ福島屋
2002.11(宿泊)
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ホテルの玄関前
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ロビーにて
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熱川温泉には
昨年は「グリーンホテル粋光」今年は「プリンスホテル」と
結構泊まっているのだが今年の秋から冬のJTB企画にこの辺りが安く泊まれる企画があり熱川で1、2を
争う「カターラ福島屋」にも1.2万円で泊まる事が出来るというので申し込んだ。
「カターラ福島屋」は20年も前に銀婚式記念という事で娘達に宿泊券を貰ったという謂われもある
ところで女房殿も乗り気の宿泊となった。
今日は月曜日で女房殿が大船で木彫りを教える日ということで大船のイトーヨーカ堂の前に車を停めて
待っていると12時30分過ぎに姿を現したので、熱川に向けて出発である。
今日コースを走るのは最近かなり多いので何時ものようにという感じで車を走らせる。国道134号線の
茅ヶ崎辺りで何時もの渋滞にあった外はさしたる渋滞に遭うこともなく、概ね15時過ぎに旅館に着いた。
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部屋
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部屋からの眺め
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以前泊まったとき
の記憶では旅館の入り口が狭い道になっているということで
あったのだが、今回も状況は同じで狭い道を上っていくと大きな旅館の入り口に着いた。
玄関前の駐車場に車を停めて中にはいる。フロントは3階ということなのでエレベーターで上がり、
フロントの前の椅子に腰を掛けると窓の向こうに温泉プールが見えた。周りの木が熱帯性のものなので
南国の雰囲気が伝わってくる。
フロントで
チェックインして仲居さんに案内されたのは6階の623号室
でエレベーターの近くの部屋である。中に入り窓を開けると眼下に熱川海岸の旅館街そしてその向こうに
伊豆の海の景色が広がった。小高い所の上に6階なので眺めはなかなかに素晴らしいものがある。
部屋の広さは10畳で窓側に広縁がついている落ち着いた感じの和室である。
部屋で暫く
休んで風呂にはいることにする。フロントの横の売店から
廊下を歩いていくと浴室棟があり、男性用は階段を上がったところに露天風呂がある。ここには内湯も
有るのだがやはり広い露天風呂が素晴らしいという感じである。浴槽は3つばかりあって、それぞれが
少しばかり温度差があるのだが、一番奥の浴槽が適温でその浴槽からも前の景色を眺めることが出来る。
湯量が豊富な熱川温泉らしく溢れだした湯は浴槽から流れ出しているので、循環ではないのであろう。
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露天風呂
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露天風呂にある内湯
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ジャングル風呂
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夕食までの
時間があるので、こんどは1階下りたところにある
「ジャングル風呂」ここの旅館では意味は分からないのだが「パウ」といっている風呂に入ることにする。
辺りはようやく暗くなってきて、ジャングル風呂の雰囲気は十分という感じである。
ずっと以前に泊まったときにもジャングル風呂は有ったという記憶が有るのだが具体的な風呂のイメージが
残っていなかったので、どんな風呂なのか見当も付かなかったのだが入ってみて分かった。要するに熱帯の
木々の中に小さい浴槽が12個ばかり点在するという風呂なのだ。それぞれの浴槽は木の陰に作られている
というのが多いのでなんだか「かくれんぼ」をしているような感じにさせてくれる。
「カターラ」というのはマライ・ポリネシア語で「陽のあたる場所」という意味であり、この旅館の
コンセプト「遊び心タップリのリゾート空間を演出した。」というところがこの辺りの風呂の作り方や
白く明るい室内プールの景観に出ているのであろう。
女房殿の話では女性専用大浴場の「伯爵夫人」は浴槽からの景色がとても良いと云うことであり、この宿は
女性に人気があるということである。
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夕食の料理
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後から出
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された料理
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夕食の時間と
なって仲居さんが食事の支度を始めた。部屋食なのはやはり
有難い。テーブルの上に並べられたり料理はなかなかに豪華なものであった。
キャンペーンのパンフレットに載っている「金目鯛のしゃぶしゃぶ」や「金目鯛の煮付け」は勿論この
旅館独自の「先付け」から「茶碗蒸し」「つみれ椀」などなかなか多彩な料理が並べられていった。後から
「伊勢エビの刺身を中心とした地魚5点盛り」や揚げ物などの料理がくるというので乾杯して夕食を始めた。
「金目鯛のしゃぶしゃぶ」は沸騰した鍋の湯に金目鯛の薄切り身をさっとくぐらせポン酢みたいなもので
いただく。始めて食べたのだが魚が新鮮なせいかあっさりとしてしかもコクがあるという味で大変美味しく
いただいた。
女房殿も
大変気に入って「家でも作ってみようかね。」などと宣う。
新鮮な金目鯛は高いので無理だとも思うが同感という感じであった。暫くして「伊勢エビの刺身を中心と
した地魚5点盛り」がでてきた。なかなかに豪華なお造りで滅多に食べられない伊勢エビの刺身が一匹分
載っている。これまた甘くこりこりした食感を楽しみながら大変美味しくいただいた。料理については当方
の目からは申し分ないという感じである。
通常泊まれば2万円位するという所に1.2万円で泊まったので何も云うことは無いのだが、より上質な
旅館を目指してご協力お願いしますというアンケートに書いたことを少し述べると「部屋のテレビが14
インチは古い」「風呂の休憩室に麦茶などを置く」「高級旅館では部屋のトイレもシャワー付」「マッサージ
機の有る場所が分かり難いし、数も少ない」などである。全体的には2万円の宿泊料ということであれば
余りまた来たいという気持ちにならないのではないかなどと思うが、1.2万円ならばまた来たいと思うのは
貧乏人根性ゆえだからであろうか。
満足度:風呂**** 料理**** 部屋*** 接客***
施設の概要
所在地 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本992−1 TEL:0557-23-2222
交通 ・伊豆急行線熱川駅から徒歩5分
・西湘バイパス→国道135号経由→熱川温泉
施設 浴室 大浴場 露天風呂
駐車場 完備
泉質 弱アルカリ性低張性高温泉 100度
効能 神経痛、関節痛、皮膚病など
日帰り利用 なし