表4 自治体ごとの詳細評価

自治体

概要

前橋市

すべての項目についてまんべんなく得点し、すばらしい公開度でした。情報検索性についてさらなる工夫をされ、県内自治体の情報公開をリードして欲しいと思います。

太田市

今回の調査後の7月からコピー料金を20円 /1枚から10円/1枚に値下げを決定したとのことです。また、種類の違うメーターをセットにしての入札方式を採用しているため、予定価格の開示には再度説明が必要となり、情報検索性で減点となりました。さまざまな分野で先進的な取組をされている自治体ですので、請求権者の制限を廃止し、さらに、情報検索性について他市をリードするような工夫を期待します。

藤岡市

今回の情報公開請求後に情報公開審査会を開き入札予定価格を公開すべきかどうか検討を行い、その結果、公開を決定したとのことです。入札予定価格の事後公開は当然のことですが、情報公開の重要性を認識し慎重な検討をされた姿勢は評価できます。また、藤岡市も種類の違うメーターをセットにしての入札方式を採用していることもあり、予定価格を開示は再度説明が必要となり、情報検索性で減点となりました。

安中市

水道事業を公社で行っているため、今回の請求内容は条例の対象外でしたが、無料で全面公開に応じてくれました。しかし、今回のランキングでは、バランスを考え、市の機関が保有する情報公開にかかるコピー料金(20円/枚)で採点しました。

伊勢崎市

公開まで17日を要し減点となりましたが、内容はわかりやすく整理されていました。

高崎市

コピー料金30円 /枚が大きな減点ポイントとなり、前橋市に大きく遅れてしまいました。

沼田市

コピー料金30円 /枚が減点ポイントでしたが、コピー料金は来年度から10円/枚に値下げ予定とのことです。また、ホームページの内容が乏しく検索性も減点ポイントとなりました。

桐生市

情報公開請求に対して、即日公開という最もスピーディーな対応でしたが、肝心の入札予定価格が非公開でした。じっくり検討して公開を決めた藤岡市と対照的です。

渋川市

入札予定価格が非公開でした。

富岡市

当初、入札執行調書は不存在との回答でした。その後、会員の調査により、富岡市は水道メーターの購入は入札ではなく、随意契約(数社による見積もり合わせ)によっていることが解ったため、市の担当者再説明し、入札執行調書に相当する書類である「単価見積結果比較表(12年度)」の開示を受けました。しかし、平成10年度、11年度については条例の対象外と言うことで契約書も非公開となりました。確かに条例では12年度以降に作成された文書が対象となっていますが、それ以前に作成された文書についても公開努力義務が記されているのですから、開示して欲しいものでした。また、予定価格も非公開でした。

館林市

当会の人員不足で情報公開請求が出来ませんでした。

赤城村

公文書開示条例があるもののほとんど使われていなかったようで、意図する情報は何も出てきていませんでした。

富士見村

条例が未制定ですが、請求してみました。が、やはり意図する情報は何も出てきていません。まずは、条例制定に取り組んで行くべきでしょう。