市民オンブズマン群馬 2017年1月21日(土)総会報告

場所:鈴木学習塾下細井教室
時間:午後2時から5時
参加者:14名

<総会内容>
○総会決議(役員改選、事業報告・計画及び会計報告・計画)
 17年1月からの役員として、下記が承認された(任期:1年)。

  ・代表  小川 賢さん  (継続)
  ・副代表 大河原宗平さん (継続)
  ・事務局 鈴木 庸さん  (継続)
    〃  高田 和昌さん (継続)
  ・会計  鈴木 庸さん (兼務・継続)
  ・監査  桜井 基博さん (新任)
  ・顧問  鎌田 重雄さん (継続)

 引き続き、今年も群馬県行政の税金の無駄遣いや不当な権限行使による
 住民の不利益に対する是正措置の支援を継続していく事とする。
 事業報告・計画は、全国市民オンブズマン大会での発表内容を引用、
 会計報告・計画については、事務局から説明が行われた。
 できるだけ会費の徴収が円滑に行くよう今年も努力する事とする。
 以上の決議内容については参加者全員の賛同で承認された。

<例会内容>
○弁護士起用について
 現在、市民オンブズマン群馬として3件住民訴訟を提起中。
 一般の民事事件では弁護士も興味を示すが、行政事件には興味を示さない。
 一方、裁判所は弁護士の起用を暗に求めて来る。
 引き続き、法的アドバイスは受けるものの具体的事案については、
 基本的に本人訴訟で実施する事とする。

〇大同スラグ問題について
 昨年12月末に前橋地検が突然不起訴処分。
 その後検察が記者会見までして「大同スラグはサンパイではない」と言明。
 委託業務違反で告訴したこと自体、本気でこの問題に取り組んだのか不可思議。
 現在、東吾妻町の萩生川西地区の農道に有毒スラグが不法投棄された問題で損害賠償請求住民訴訟中。
 1月20日に第8回口頭弁論が開かれ、4月14日10:00から次回弁論。
 当会は引き続きこの問題を追及していく。

〇関電工による前橋バイオマス発電施設問題
 放射能汚染の間伐材や廃材等を今後20年間毎年8万トンを赤城山南麓で集積して脱水し焼却するという亡国事業。
 数々のウソやインチキで固めた事業計画に対して行政は是正勧告をすることなく、
 条例を捻じ曲げても事業遂行に加担している。
 行政や関電工にはまともな対応を迫るべく、引き続き住民訴訟や審査請求等を通じて計画の白紙撤回を求めていく。

 住民訴訟、審査請求案件:
  ・バイオマス燃料用木質チップ製造施設への4.8億円補助金支出取消住民訴訟
   (1月20日第3回口頭弁論実施、次回第4回弁論は3月10日(金)10:00予定)
  ・裁判所から訴訟資格保全のための第2回住民訴訟(3月15日第1回口頭弁論予定)
  ・環境アセス不要の根拠文書不存在取消のための住民訴訟
   (1月18日、第1回口頭弁論実施、次回第2回弁論は3月15日(水)10:30予定)
  ・その他、情報不開示による審査請求中。

 当会は引き続きこの問題を追及していく。

○群馬高専アカハラ及び寮生連続不審死問題
 電子情報工学科でのアカハラ問題で情報不開示取消訴訟中(第1回口頭弁論が2月3日(金)11:00東京地裁で開廷予定)
 また物質工学科においてもアカハラ問題発生が確認され、現在公開質問中。
 当会は引き続きこの問題を追及していく。

○高崎市の介護老人保健施設「若宮苑」の介護保険法不正問題
 高崎市はケアプラン未作成のうえに勝手に利用者の氏名を書いて給付算定ができると主張しており、会員が引続き裁判を係争中。
 次回2月8日(水)午後13:10に第4回口頭弁論予定。
 当会は引続き、この問題に取り組んでいく事とする。

〇その他(各地の活動報告から)
 ・当会会員が前橋市議選に立候補予定(2月5日公示、2月12日投開票)
 ・議会の政務活動費について引続き取組む
 ・旅行業法違反での司法の二重基準是正に引続き取組む(1月10日再審請求、1月18日回答到来。今後意見書提出に向け準備中)
 ・館林市土地開発公社を巡り市長の私物化による損害額回収への取組み
 ・県議会議長公用車目的外使用問題について、一後援会に議長が公用車で乗り付けたのは目的外だとして住民訴訟中(1月18日に第3回口頭弁論実施、2月14日第4回弁論)

次回の例会は2月18日(土)午後2時から下細井教室です。