今回お話をしてくれたのは、インドネシアから来た研修生のシャフルディンさん、
ベトナムからの留学生アンさん、それにペルーから日本に来て15年のデボラさん
でした。
@今何をしていますか。あなたの国はどんなところですか?
シ:1年前に研修生として来ました。インドネシアから日本に来るプログラムを
知って日本に行きたいと思い、受験しました。難しい試験でした。
ア:留学生として来ました。学校では橋について学んでいます。帰ったらベトナ
ムに橋をつくりたいです。ベトナムは飛行機で5時間、同じアジアの国です。
小さな国で、日本の本土と九州の一部を合わせたくらいです。人口は8千万
人です。日本は大体1億2千万人ですね。
島はSの形をしています。北のハノイが首都です。
デ:子どもの頃、親と一緒に来ました。ペルーを知っている人いますか?地球の
裏側にあるので、気候も時間も日本と逆です。今が冬だから、ペルーは夏。
時間も今が昼なら向こうは夜。
A日本に来る前、どんなイメージをもっていましたか?それは来てみて違いましたか?
シ:イメージは厳しい国、きれいな国です。来てからもかわらないです。厳しいし、
道はきれいに掃除がしてあります。私の村の道はアスファルトではないです。
動物、例えば鳥や牛、豚が歩いています。日本ではないですね。雨が降ったら
道は川になります
ア:毎日新聞やインターネットでしっかりと調べていたので、よく知っていました。
平和な国です。あと、道にゴミがない。
デ:ビルがいっぱいというイメージと女の人はみんな着物を着ているというイメージ
でした。
来てからは、私が始めに住んだ家のトイレが水洗じゃなかったことにびっくりし
ました。
B日本に来て嬉しかったこと、心温まったことはなんですか?
デ:いろいろないい人に出会えたことです。いろいろなことを学びました。
ア:勉強の環境がとてもいいです。指導してくれる先生もとても優しいです。
一度東京に行きました。高い建物と長い橋が印象的でした。長い橋をいつも
見ていたいです。
シ:私が日本語を勉強しているところには、いろいろな国から来た外国人がたく
さん集まって日本語を勉強しています。インドネシアではあまり外国人を見か
けません。だから最初は外国人を怖いと思っていました。でも違いますね、こ
わくないし、面白いです・
C日本に来て悲しかったこと、寂しいなと感じたことはありますか?
ア:外国人だから日本語がへたです。友達も少ないです。日本人と喋りたいけ
れどことばが分からないので寂しいです。時々ホームシックにかかります。
だから一生懸命日本語を勉強しています。
シ: インドネシアの自分が住んでいた田舎では、いつも子ども達と外で遊
んでいました。子ども達と遊ぶのが大好きなので、仕事が休みの日など、
子どもの姿を探しますが、外で子どもが遊んでいる姿を見かけません。
デ:日本の中学校に行っていました。ことばを間違えると笑われます。日本語を
喋れない人がいたら、笑わずに相手をしてください。
D自分の国と日本を比べておかしいなと感じたり、変だjなと感じたりすることや、
風習の違いはありますか?
デ:日本人はあまりコミュニケーションをとりませんね。例えば友達や家族で抱き
合ったり、腕を組んだり。ペルーではこれが普通です。
ア:ベトナムは陰暦なのでお正月は2月にあります。
シ:にています。でも私の田舎は果物の木が多いです。みかんやぶどう・・・。
子供たちがそれをとっても周りの家の人は怒りません。日本では人の家のカキ
をとったら警察が来ますね。
E質問コーナー
Q:厳しいって何が厳しいですか?
シ:くだものが勝手に取れないとか・・・
ア:法律も厳しいですね。運転免許証を取るのがむつかしいです。
自転車に乗っていても、ちょっと止まってくださいといわれます。
でも厳しいので、泥棒とスリは少ないですね。
デ:でも歩いているだけでも身分証明書を見せろといわれます。
Q::外国人というだけで何か不便なことはありますか?
デ:電車の中などで、ジロジロとみられます。
シ:言葉ですね
ア:ゴミの分別が難しいです。あととても忙しいので(朝も早いので)ごみだしに
いけないときがあります。
Q:差別で一番辛かったことは?
シ:差別は特にないです。さむいとき一人だったら寂しいくらいかなあ。
ア:問題ないです。みんな親切です。
デ:わたしはあまりありませんが、周りの人がいろいろあると言っているのを聞
きます。
F子ども達にたちにメッセージ
シ:いつもお父さんお母さんにお世話になりました。いつもお父さんお母さんに
感謝してください。
ア:若い時はエネルギーがいっぱいです。だから頑張って勉強しましょう。
凄い人になりましょう。あと暇な時、例えば夏休みにベトナムに行ってみて
ください。
デ:国に関係なく仲良くしてください