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野菜栽培で生きたいの目次:(今の頁を, 太字で表示してあります。)
(1)野菜栽培を考えるようになった経緯, (2)家庭菜園を始めた, (3)野菜栽培で仕事をすることを考えた,
(4)畑の仕事の手伝いを始めた, (5)僅か半年で, 畑の仕事を辞めた, (6)今後も野菜栽培をしていきたいけれど


(5)僅か半年で, 畑の仕事を辞めた

 7月に入って, 繁忙期になりました。果菜の収穫が始まりました。
多数の野菜を栽培されており, その収穫に高度な効率が要求されました。
高効率を意識して, 体と感性で収穫するよう指示がありました。
これはとても私には辛い作業となりました。収穫が遅れたら,
実を売れなくなるのですが, 多数の実の収穫の経験がなかった私には,
うまく収穫できなくて失敗できなかったらどうしよう, という心配で,
とても高効率を意識する余裕はありませんでした。
結果として, この高効率を考えるのがとても嫌になり,
畑の手伝いをすることが, 苦になり始めていました。

 6月の段階で, 定植数が大きくて,
収穫しきれるのかと心配していたのですが,
それが現実になりました。
全てを収穫できなくても一部が収穫できれば良かったのですが,
その一部さえも収穫できない状況となる野菜がいくつか出てきました。
これが, 収入を減らしたようでした。
実は3月から始まった畑作業では, 収入は7月の頭までありませんでした。
収穫物が売れて, それが収入となる, ということは分かっていたのですが,
直売所の様子を見ていると,
野菜はそこそこ売れていますが, 売り切れてはいませんでした。
そして, 上に書いたように,
収穫できない野菜がいくつかありました。
収入は, 種や肥料代になって, ほぼ残らない状況が続いていたようです。
これでは, 私の生活が続けられません。

 7月末に, A氏に, 今後の見通しを尋ねたところ,
年内は, 野菜を売っても, 種代, 肥料代に消え,
収入は望めないという返事でした。
また, 当初私がやりたかった自然栽培についても,
A氏の忙しさを見ていると,
私が使って良いとされた畑に農業機械を入れてもらうゆとりはありませんでした。
上述以外にもいくつか,
私の中で, A氏の畑作業の手伝いに疑問がいくつも生じていました。
とりほとも相談し, A氏の畑の手伝いを辞めることにしました。


最終更新日: 2011年09月22日
このウェブサイトの作者: おきゅうぼうや


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