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野菜栽培で生きたいの目次:(今の頁を, 太字で表示してあります。)
(1)野菜栽培を考えるようになった経緯, (2)家庭菜園を始めた, (3)野菜栽培で仕事をすることを考えた,
(4)畑の仕事の手伝いを始めた, (5)僅か半年で, 畑の仕事を辞めた, (6)今後も野菜栽培をしていきたいけれど


(4)畑の仕事の手伝いを始めた

 A氏の畑作業を手伝いながら収入を得, 自分がやりたい自然栽培もする,
そのような, 夢のような事ができると思うと, とても嬉しくなりました。
ただ, 野菜栽培は自然相手なので, 不作の時には収入が全くない可能性もあります。
それは承知でこの仕事をやってみようと決めたのでした。

 2011年01月にA氏と打ち合わせをし, 02月半ば頃から,
A氏の手伝いをすることになりました。
しかし, 2011年02月は, 降雪が続き, 畑の根雪は融けずに残っていました。
そのせいでしょうか, 畑の手伝いについて, A氏からの呼び出しがあったのは,
2011年03月になる数日前頃でした。
半年の栽培計画の説明を受けました。
畑の場所, 広さ, 何を育てる, などなどの話がありました。
そして, 私が自由に使える畑についても説明を受けました。
10 アール近くと, とても広い面積を使っても良い, ということになりました。

 3月に入っても未だ積雪がありましたが, 手伝いが始まりました。
農作業用の作業場があって, そこに, 様々な農機具や,
促成栽培用の電気温熱機がありました。
室内には馬鈴薯をポット苗で育てられていて,
既に芽が出ていました。
この苗を移動して, 別の野菜の苗を育てる準備が最初の仕事でした。

 最初の頃は, 体を慣らすために,
短時間だけの手伝いということになりました。
なので, 畑作業は案外楽だなあという感想を抱く日が続きました。
その間, 市販培養土をセルトレイやポット鉢に入れ,
種や苗を入れる作業もしました。
こうやって発芽させて苗を育てるのだと,
大変興味深く作業を手伝いできました。

 しかし, 1つ問題がありました。
私は, A氏(正しくは, A氏夫妻)の畑作業のお手伝いをしますが,
本来は, 私が自分か借りる畑で自然栽培をする事が主の筈です。
1月の段階で聞いていた, 私が自由に使える畑へは,
4月に入ってからも, 1度も行っていませんでした。
その畑の話をすると, A氏は口ごもったのです。
どうやら, 畑を自由に使えるのだけれど,
今は畑の作業の手伝いがあるから, そちらには構っていられない,
ということのようでした。
私は, 鍬で畑を耕し, 畝を作った経験はありますが,
耕耘機のような大型機械を使ったことはありません。
10 アール近くの畑だと, 鍬1本で耕して畝を作るのでは,
とても時間がかかります。
私はA氏が, 耕耘機の使い方も教えてくれるものと思っていたのですが,
A氏の畑作業が忙しくて, 教える時間がないような状況でした。
なので, 私は自分の考えを改めることにしました。
自分で自由に使える畑が自由に使えないのであれば,
A氏の畑作業の手伝いを主な仕事として,
この1年は見習いのつもりでいよう, と。

 4月5月になり, 種蒔き, 苗育て,
畑への移植という作業をほぼ毎日やっていました。
週1日は休みを頂けるようにお願いしていたので, 休みはあったのですが,
苗の成長を見ていると, 野菜が休まないで育っているのに,
自分は休んで良いものか, と考えるようになりました。
A氏夫妻は, 休まずに畑作業をされていました。
全く休みがないという物厳しいように思うようになってきました。

 6月に入り, 梅雨入りすると, 雨の日が多くなりました。
雨の日には畑には入らない方が良い, と, 家庭菜園の本には書かれていますが,
畑作業の手伝いは天気と関係なくありました。
多くの野菜を育てているため, 畝を次々と立てる必要があったのですが,
前年の畝に張られているマルチングシートは, 前年のままなので,
それを剥がす必要がありました。
マルチングシートを剥がすのはとても大変な作業でした。
力は要らないのですが, 根気が要りました。
マルチングシートを剥がした後は,
耕耘と, 新しいマルチングシート張り。
これらは農業機械を要する作業は, A氏(あるいはA氏夫妻)の仕事でした。
そしてできた畑に, 苗を移植していきました。
多くの野菜を定植しました。
こんなに定植して, 収穫できるのかと心配になる位でした。
そしてその後, この心配は, 現実となりました。

 手伝いを始めてから生育を見ていた馬鈴薯が収穫となりました。
馬鈴薯を収穫し, 食べてみたらとても美味しくて, とても嬉しくなりました。

 自分が進めたかった自然栽培については,
トマトや胡瓜などを種から育てていたのですが,
ポット鉢に育った苗を移植する時間がとれませんでした。
大きくならないポット鉢の苗を見る毎日でした。


最終更新日: 2011年09月22日
このウェブサイトの作者: おきゅうぼうや


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