タイトル、比 良


武奈ヶ岳 西南稜より

琵琶湖の西岸、 安曇川との間を南北に走るのが比良である。

比良といっても比良山という山はなく(比良ヶ岳という山はあるがとても比良を代表する山とは言えない)北アルプスや、鈴鹿のように山脈を表す名前である。

近江八景にも「比良暮雪」として親しまれ、古来絵画や詩歌の対象になっている。
さざなみの比良の大曲淀むとも
昔の人にまたも逢はめやも
柿本人麿

比良の名称はアイヌ語のガレが起源と言うことらしいが、その名の通り琵琶湖に面した東斜面はガレが多い。

地形的には比良山系は断層で出来た山で、武奈ヶ岳や蓬莱山といった1000メートルを越す山が15座も南北に約10キロメートルほど連なっている。

岩質は、東側が花崗岩で風化が激しく、急崖やガレが多い。また山麓には扇状地や天井川も多く、現代では砂防ダムがたくさん造られている。

西側は水成岩質で堅いため、急流の谷が発達し滝も多数ある。沢登りのコースがたくさんある。

比良の概念図
比良の概念図

代表的な比良登山の紹介

(1)正面谷コース

比良ではもっとも一般的なコース。8時頃イン谷口を出発すれば、お昼頃には武奈ヶ岳の頂上たてる。

イン谷口-金糞峠-中峠-ワサビ峠-西南稜-武奈ヶ岳
[交通]
JR比良駅よりバス多数


(2)御殿山コース
裏側の坊村から登るコースで、武奈ヶ岳にいちばん近い。

堅田-御殿山-中峠(以下上記)
[交通]
京阪出町柳駅とJR堅田駅からバスあり。午前と午後に1便ずつ。
タクシーは堅田駅より


(3)八淵の滝コース

規模の大きな滝が続く、鎖場やはしごがある中級コース。

[交通]
JR近江高島駅よりバス畑行き乗車、黒谷下車。(朝は一便のみ)タクシーの場合は安曇川駅の方が台数が多い。またガリバー旅行村からの方が近い。

比良の野生動物

そんなに無いのですが、私が実際に見た野生動物の紹介をします。

【日本サル】
冬、正面谷で、もうライトをつけるかどうかぎりぎりの夕暮れの頃、サルの群と何度か出会ったことが何回かあります。サルは行動様式が決まっているらしく、ほかの場所や時間に見たことはありません、十数頭の群です。野生動物ですので、できるだけ脅かさないようにそっと離れました。

【リス】
武奈ヶ岳の稜線から八雲ヶ原に向かっておりるところで、今は深くえぐれてしまっていますが、それほどひどく無かった頃、目の前の道を笹から笹に横切ったことがあります。八ヶ岳などの山小屋で餌付けしているのは見たことはありましたが、まるっきりの野生は初めてです。

【オゴジョ】
もう何年前になりますか、冬のことですが八雲ヶ原から川沿いの道をヨキトウゲ谷に向かって歩いていると、目の前を何か白いものが横切りました。確か平日だったかずいぶん静かなコースだったのを覚えています。

【ヤマドリ】
これも平日だったように思いますが、夏の暑い日でした。正面谷を登っていたときです。大山口の手前ぐらいの所です。1mぐらい離れたところから急にバタバタと黒いものが飛び上がりました。手を伸ばせば捕まえることができそうな距離でした。

【キジ】
武奈ヶ岳から下りの時、北稜を通り細川越からスゲ原の辺りでのことです。同行者が「キジ打ち」をしてくると言って、コースを離れました。しばらく行くと本当のキジが物陰より出て、上の方に飛んで行きました。きれいなしっぽが印象的でした。

【サンショウウオ】
正面谷を登り、時間的に武奈ヶ岳が無理なときはよくヨキトウゲ谷から、八雲ヶ原まで川沿いの道を歩く。余り人の通らない静かなコースだ。この川で遊ぶと赤い腹の「イモリ」ともっと小さな「サンショウウオ」が見つかる。「ハコネサンショウウオ」だと思うが、定かではない。


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