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皮膚の中でも手のひらと足の裏には毛が生えていないので、 皮脂腺がありません。だから手足の表面はわずかな水分で 潤っていることになります。
しかーし、年をとると保湿性が悪くなりターンオーバーも正常
に入れ替わらなくなると、不要な角質細胞が、はがれにくくな り角質が厚くなってきます。
特に厚くなったかかとの角層は、少し力が入るとひび割れ、さ さくれ立ってきます。これがガサ足(ガサガサ足)で、ひび割 れがさらに深くまで進み、表皮とその下の真皮の境目まで達 すると、痛みがでてきてあかぎれになります。
手足のガサガサの対策は、手足を暖かくすることが大切です 。手足のガサガサは冷えると悪化します。
厚手の手袋や靴下をして手足が冷えないように気をつけまし ょう。それと靴下の重ね履きは、かえって血液の循環が悪くな り逆効果になるのでしないようにしてくださいね。
それからひび割れている縁が角張っていると、物に引っかか ったりしてひび割れがひどくなったりするので、カッターナイフ などで切り取りましょう。切除したあとは主婦湿疹と同様、食 用油を爪楊枝に少量つけて、ひび割れの中にたらして、美肌 水を塗ってくださいね。
美肌水は日に何度も塗って下さい。特に寝る前、朝起きた後 など欠かさずにつけ、その上から食用油も薄く塗るとかなり改 善します。
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