岡崎洋児のホームページへようこそ
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上の写真は、私が住んでいる町に新しい朝が訪れた瞬間です。
この燈台は国定公園に指定された能登半島の最果てに在り、禄剛埼という海抜50m の台地にイギリス人設計士によって明治16年7月に建立されました。
石造りで円塔形の白亜の美しい姿は、日本の燈台50選」にも選ばれ、世界農業遺産に認定された事と併せて、奥能登観光のシンボルともなっています。
日本海に突き出た能登半島の最北東端に位置する燈台からは、日本でも数少ない「海から昇り海へ沈む太陽」を見られることで有名な場所となっています。
奥能登の多くの町に秋の収穫を祝う「キリコ」祭りというのがある。キリコというのは大きな行灯の様な形で、最も大きなのは高さが16.5m重さが4t程度あり、行灯の前面には漢文字を、後方の面には武者絵などが描かれて、夜ともなれば大小幾つもの提灯で飾られたキリコに明かりが灯される。笛や太鼓、鐘のお囃子とともに大人が40人程で担ぎ町を練り歩く。少子高齢化で担ぎ手も少なくなった近年は、キリコに車を取り付けて少人数でも動くように工夫をしている町も多くなった。
幼い頃に見たキリコ絵への憧れと、風光明媚で豊かな自然環境のこの地に生まれ育ったことが、絵を描く道へ歩んだ素因かもしれない。人口が僅か14,000人ほどのこの市に画壇で活躍する画家が10指に余るほど居るのもそのこととは無関係ではなさそうだ。
石川県珠洲市狼煙町に生まれて
写真説明左・禄剛埼燈台/右上・作品写真/右下左・キリコ祭り/右下右・作品写真