地元では児島富士と呼ばれている常山と云う山があります。
標高307mですがこの辺では高い山です。
山頂には常山城跡があり、かつては有人の無線中継所もありました。
写真はその無線中継所の局舎があった山頂広場です。
地面に「路」の文字が見えますが「バス通路」と書かれていて、
ふもとから定期的に登って来る職員用のマイクロバスの通路でした。
その左手に局舎が建っていました。小学校のとき遠足で見学に来ました。
撮影日:2014年7月30日
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当時の局舎が写っていた航空写真がありましたので参考に載せておきます。
長細い茶色の局舎の屋根が見えます。
撮影日は1980年10月2日です。
この写真は「国土地理院の空中写真」です。
以下のリンクからどなた様でも無料で見る事が出来ます。
(見方は下のデータ欄に簡単に載せておきます)
国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」へのリンク:
http://mapps.gsi.go.jp/
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さてマイクロバスも登った常山ですが今日現在山頂へは車で登れません。
2011年9月の台風で登山道の一部が崩落していて車道は通行止めです。
(山中をまっすぐ登る登山道は利用出来ます。)
現在の車道の様子です。だれも通らなくなった車道は自然に帰ろうとしています。
撮影日:2014年7月30日
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常山 :つねやま 岡山県玉野市と岡山市南区の境に位置する標高307mの山。
地元の登山ガイド本にも載っている山なのでWEB上にも多数の登山記がある。
夏場は虫除けスプレー必須です。
車道は一部崩落のため車で山頂まで上がれません。(2014年10月15日現在)
電波塔 :現在山頂には栂尾丸跡にNTTの物が2本、本丸跡の下に建設省の物が1本ある。
以前は駐車場の直ぐ上の青木丸跡にも一本あったが最近撤去された様だ。
名所(見所):腹切岩、城主が切腹した所
:女軍の墓、悲しくも勇敢に散った女軍の慰霊碑
:底無井戸、常山城の水の手(お城の生活用水)であり一度も涸れたことがないと
つたえられる。
現在でも水が湧いて出ており築城以来涸れた事が無いのは本当だろうと思う。
井戸は建家で囲ってあり以前は正面の扉を開けて中を覗くのが怖かったが
2011年の台風で屋根が崩落し内部を上から覗く事が出来る。
内部には汲み出し用の配管もあるので昔山頂にあった局舎の生活用水としても
利用されていたのではないかと思う。立派な建家もその為か。
:千人岩、 山頂から車道を15分位下った所にある。
草ぼうぼうの時もあるので岩場にたどり着けないかも。
転んだりイノシシとニラメッコしないようにくれぐれもお気をつけて。
昔の案内板には岩の下に千人の兵を埋めたと書いてあったが
現在の案内板には「常山合戦の時、城方の通路遮断のため兵千人を
配したと伝えられる」と書いてある。
:石垣、 当時の物と思われる石垣が残っている。
参考リンク :当ホームページの過去の記事置き場「裏山写真館」にも常山の記事があります。
国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」の簡単な見方:
グーグルマップやヤフー地図の要領で見たい場所を画面の中央に持って来てどんどん拡大する。
左に検索結果がいくつも出てくるので見たい番号をクリックすれば写真が表示される。
左下のコンテンツ操作の「高解像度表示」ボタンを押せば更に高解像度画像が表示される。
表示された画像を消す場合は画像右上のXを押せば元の画面に戻る。
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