平成14年5月26日作成

宇野 大煙突物語で紹介した塩田の様子です。
昭和30年当時のこの宇野の塩田はまだ「入り浜式塩田」と
呼ばれている物でした。
仕組みは、潮の満ち引きを利用して海水を浜辺の砂に引き込んで
水分を蒸発させます。
それを何度か繰り返えすことにより、濃い塩が砂につきます。
それを集めて濃い塩水にして煮詰めると、塩が出来上がります。

写真の砂山の中央にセメントで出来た箱が見えますが
これは沼井と呼ばれる物で、ここに濃い塩がついた砂を入れ、
海水をかけて濃い塩水(かん水)を採ります。

しかしこの頃を境に宇野の入浜式塩田は流下式塩田に変わって行きます。
そして現在は埋め立てられて市役所等が立ち並んでいます。

所在地:岡山県 玉野市宇野
撮影:昭和30年位
撮影場所:塩田の中
撮影秘話:写っている人は高校生の三宮さん(黒い制服姿)と
お友達です。
写真及び情報提供:三宮義明様
(個人で楽しむ以外複製を禁じます)

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