1998年三陸海岸旅行記・8日目

8月24日


 川崎,横浜と停車していくが乗客はどんどん増える.デッキ付近は最悪の状態のようである.結局寝れぬまま小田原に到着,ここから快速運転になる.うとうとしだすが寝られるわけがない.通路がぎっしり詰まっているにもかかわらず,トイレに行こうとするやつがおり,皆の顰蹙を買っていた.熱海,沼津,富士と停まっていく.少し寝ただろうか,豊橋に到着,比較的長時間停車するということなので,トイレに行くことにする.考えることは皆一緒で,トイレには長蛇の列ができている.特に女性用のトイレは一人当たりの時間が長いということで相当待たなければいけないようであった.トイレをすましホームに戻る.隣のホームにはながら号が停車中で様子を見てみると,自由席車は混雑しており,通路であっても座り込めたので私の選択は悪くはなかったと感じた.豊橋を出ると停車駅も多くなり,うとうとはするがぐっすり寝られない.そのうち朝日が昇ってきて寝られる様子ではなくなってきた.名古屋到着寸前で車掌が検札に来た.周りの連中は皆,青春18切符であって,私のような普通の切符を持っている人は見かけなかった.名古屋に到着,この混雑列車から逃れたいので,とりあえず下車する.
 改札を出て,朝食の食べられそうな店を探すが,早朝ということもあり適当な店は見つからなかった.しかたないのでホームに戻り,ホームのきしめん屋が開店するのを待って食べることにする.隣のホームには東京行き寝台特急が到着していた.
 あとはひたすら東海道線鈍行を乗り継いで大阪に帰るのみである.米原行きの快速を選んで乗車する.座席を確保したが,途中で後ろ4両は大垣で切り放すことを知り,どこかの駅で前4両の車両に乗り移る.前4両でもほどなくして座席を確保でき,米原までようやくゆっくり座ることができた.米原で接続の新快速に乗り換える.長浜始発であったがなんとか座席を確保できた.221系を見ると関西へ帰ってきたことを実感する.221系は快適であっという間に京都,大阪に到着した.
 京橋から京阪電車に乗り,ようやく自宅にたどり着いた.寝不足であったので家で爆睡した.(完)

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