◆ 雲 ◆

逃れていく

毎日
この世界から
生命(いのち)が
ゆっくりと
離れていく

時の歩みだけを
たよりに

少しずつ
場を
移動しながら

ためらいつつも
よどみない
思考の渦に
のまれながら

姿もまた
影のように
ゆるやかに
黙していく