小説とか
銀河○○伝説そっくりだーーーーー!!!(爆)
| 第一回 帝国・・・・。それは、いつからだろう、人類が、宇宙をその生活場を移してから まもなくに誕生し、人類を支配した。 それから色々なことがあった、いや、あり過ぎた。 アレから、もう1000年経ったのだ。 そう、あの大戦争から・・・・・・・・・。 帝国暦1325年 5月10日 トレイン少将率いる、6000隻の中艦隊は、いつもどおり、サンセルバ星域を巡回していた。 トレイン少将は、今年30歳を迎えたばかりの、まだ若い将校で、それなりに部下たち に慕われていた。 背は、175センチ・・・・・・・・・・でごく平均の30歳男性という感じである。 トレインは、艦橋のメインスクリーンに目をやり、時より報告して来る、オペレーターの 言葉に耳を傾けていた。 メインスクリーンには、宇宙に散らばる無数の大小の星々が、 青、赤、黄色、とそれぞれの光を放っている。 1時ほど経ったろうか、スクリーン前方に、黄金に輝く、無数の光点が現れた。 その様は、まるで黒いキャンバスに、数々の宝石や金を無造作に散りばめたような 美しい光景だった。 トレインは見とれていた、無限に広がる虚空の宇宙の中で、こんなに美しい光景があったのかと、 と、その黄金に輝く光点の中から、無数の青い線が、こちらに向かってきた。 「前方の光点より、エネルギー波多数接近、」オペレーターの声が、艦橋を木霊した。 「バカモン、光点とは何だ、もっと正確な情報を伝えろ、それに多数では判らん!!」 「早く回避行動を取れ、」「戦闘配置に就け」「シールドを掛けろ」・・・・・・。 艦隊内は大混乱に陥った。 そんな中とレインだけは沈黙を守りメインスクリーンに目をやったままだ。 「敵は4万隻か・・。 それにしてもどこのものだ?」 「黄金!? まさか」 そんな中、副官の、レン大佐が 「うろたえるな、アレは威嚇射撃だ!!」と、罵声を発した後 「いかがいたしましょう?」と訊いて来た。 「まだ敵とは距離がある、逃げ切れるはずだ、それに、向こうも、あまりやる気はな さそうだ」 その後艦隊は回避行動をとり、反撃の動きを見せながら、巧妙に脱出を図った。 プルルルルル・・、プルルルルル・・、プルルルルル・・、プルルルルル・・、 電話のベルである。 私は目を覚ました。 |
| トーン要塞、ここは、帝国の西側を統治するための軍事拠点なっており、その周りに、大小十数個の要塞や、軍事施設が立ち並んでいる。 その、トーン要塞に帰還した、トレント少将は、4日前に発生した、未確認艦隊との遭遇について、 要塞の総司令官であるバル上級大将に報告した。 一応、帰還する前に、通信などで、報告はしているが、これも一つの形式と言うやつである。 トレントとレンが、そう司令室に入り、詳細を報告した。 「なに、4万隻?」 「はい」 「解放軍のやつらか? 「それは違うと思います」 「しかし、解放軍でもなければ、そんなまとまった兵力など用意できぬであろう」 「かもしれません」 「もう良い!!、早急に、調査隊を結成し、事態の究明に専念せよ」 「はっ」 バルは、年齢は60歳、身長は180センチで131キロとが体格も良い。性格は、頑固で、 自分の意見を曲げない。 また、若い将校に対して、非常に嫌悪感を示す。 バルは、一応この旨を首都ゼウスに報告した。 バルの部屋から戻ってきた、トレントに副官のレンがたずねた。 「解放軍ではないんですか?」 「いや、違うな、この時期に、あんな大軍を動かしても意味が無い。戦闘にきたっていってもあの兵力では勝敗は明らかだ ゲリラ戦にしても、あんな航路を取っていては目立ちすぎる。」 「じゃあアレは何ですか?」 「恐らくは、キースのやつさ」 トレントがそう言ったとたん、レンの表情が一変した。 「まさか、そんなことが・・・・・・。」 「それより調査隊の結成を頼む」 「はい」 それから、調査隊が結成され、辺りの宙域の調査が行われた。 しかし、その成果は、まったくと言って良いほど無かった。 解放軍、それは、今の帝国の皇帝ライが即位するとき、そのライの弟だったカイン が、皇帝継承権をめぐって争った。 そして、サイやー星域の会戦で、部下の裏切りによって敗北し、 その後継者争いに負けたカインは部下たちと、辺境の星域へと逃げ延びていった。 そしてそこで解放軍を結成して、「我々は帝国軍の圧制から民衆を解放するために義勇軍だ。もう帝国の奴らに苦しむ必要は無い」などと宣言してしまう。 帝国も、これを打倒する為に遠征軍を結成して、討伐にあたらせるが、ことごとく失敗している。 そして現在では、帝国の総軍事、経済力の、3分の1位の力を身につけ、その加速度的 な発展力と力は無視できないものになっている。 君の名前はずーっと覚えていたいよ・・・・ あっ、そういや、CDつけっぱなしだった。 私は現実の世界へと舞い戻ってきてしまった・ |
| 美しく彩色された艦橋の中で、一人、メインスクリーンに目をやる一人の若者がいた。 その若者は身長180センチ90キロ、ライトブルーの髪を真中辺りから分けている、凛々しい好青年といった感じである。 その若者の後ろから副官らしき男が入ってきて、報告を始めた。 「陛下、現在、帝国首都ゼウスから12光年の宙域に到着しました。いかがいたしましょう?」 若者はちょっと苦々しい表情をした後 「おい、その陛下というのはやめろ。私は陛下などと呼ばれる身分ではない」 「分かりました、今のところはそう言う事にしておきましょう。・・・それより、い かがいたしましょう、ゼウスを攻撃しますか?」 若者は、指令卓のあるティーカップに手を伸ばしながら 「いや、やめておく、ここでへたに皇帝を拉致しても、かえって動きづらくなるだけだ。 まあ今回は、あっさりゼウスまで来れる航路を発見しただけで良しとするべきであろう。」 「それもそうですね、で、これからどうしましょう」 若者はその問いに、実に意味ありげな笑みを浮かべながら、「バカ解放軍のアジトにでも行くか」 解放軍の領土は、帝国領から東側にある宙域にある。 広さは帝国領の4分の1と、狭いが、豊富な宇宙資源を有しており、解放軍の発展の大きな源となっている。 このころ解放領では、現在帝国領に対して大遠征軍を組織すべく 解放軍本拠タラン星統合作戦本部にて作戦会議をしていた。 「数の上では、わが軍が不利ですが、敵が1箇所に集まる前に各個撃破すれば勝算はあります。」 「しかし敵とてバカではない、当然東側に兵力を集中させておる。これでは、各個撃破も無いのじゃぞ」 「敵をおびき出せば良いのではないのでしょうか」 「案は良い、で、どうやっておびき出すつもりだ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 会議はいつもこのような感じである。 このような中一人の小柄な、いかにも陰気臭い40歳くらいの男が入ってきた。 「お前、どこから入ってきた!!何者だ」 男は薄笑いを浮かべ 「まあまあ、そんな事はどうでも良いでは有りませんか、それより、良い方法があり ますよ」 「何だ貴様、誰か取り押さえろ」 そう言って取り押さえようとした部下に対し解放軍の長カインが「まあ、待て」と制止した その後、カインはその男のそばに近づき 「で、その良い方法とは何かな」とたずねた。 部下たちが、釈然としない態度を取る中、男は、 「帝国の、西側から攻め込めば良いんですよ」と言う。すると周りにいた者が一斉に笑い出す。 「はははは、何を言い出すかと思えばそんなくだらないことか」 「頭おかしいんじゃないか」 「東側を通らず西側に抜けるなど不可能ではないか。何を考えているんだ」 とバカにし始める。 男は、冷笑を浮かべながら、 「あるんですよ、東側を通らず、西側に抜ける航路が」 「なんだと!!」カインは驚きと期待の表情をその男に向ける。 「嘘だと思うんなら実際に調査してみれば良いでしょう、艦隊が裕に移動できる幅はありますよ」 と男は言い放ち、航路図を置き、去っていった。 プルルルルル・・ プルルルルル・・ PHSが鳴り響く、 誰だ? ○○か、面倒くさい、出るのやめた。 |